静岡市葵区両替町のなごみ食堂
JR東海道線静岡駅から徒歩13分、静岡の繁華街両替町にあるラーメン店。
駅から歩いていくと、ドン・キホーテの前を通り過ぎ、青葉シンボルロードを超えて、両替町通りをひたすら北上すると、本通りに出る前にお店があります。
中部電力のすぐ近くですね。
両替ちょうの中でも比較的落ち着いた雰囲気の場所。
ラーメン店だと、鶏白湯ラーメンで有名な『麺屋やまもと』、独創的なつけ麺の店『きじ亭』、見た目も味も最高レベルの『中華そば弦月』、沖縄そば専門店の『おぎどう』、静岡東宝会館2階にある『麺処ランボルビーフ』などが比較的近くあります。
麺屋やまもと 静岡市葵区七間町 おすすめのまぜそばはピリ辛です
中華そば 弦月 静岡市葵区七間町 おすすめメニューは中華そば
麺処ランボルビーフ 静岡市葵区に移転 デカ盛り赤富士ラーメン
『麺処ランボルビーフ』は以前焼津市にお店があり、静岡市に移転してきました。
焼津にあったときは、店内のいたるところにビートルズグッズが飾ってあって、実に私好みの雰囲気でした。
有名スポーツカーに似たデザインの看板が目印のお店。
昼の部はラーメン店、夜の部は焼肉店として営業しています。
おとこの肉ラーメン赤富士をいただきましたが、盛りがヤバかったです。
『なごみ食堂』のかたは静岡出身で、東京でラーメンなどを作っていました。
静岡に戻ってきたということですね。
以前はドロドロとしたスープを作っていたのだそう。
お店のすぐ横には「東海道中膝栗毛」の作者「十返舎一九」の生家跡伝承地というものがありました。
静岡出身だったのですね。
お店は「インペリアル・コート両替町」という建物の1階にあります。
隣も何かのお店だったようですが、シャッターが閉まっていました。
ラーメンののぼりが出ていましたね。
ただ、お店自体に看板はないので、定休日などにお店の前を通っても、ここがラーメン店だとは分からないでしょう。
店頭には菅野製麺所の麺箱がありました。
東京の有名な製麺所になります。
そこから取り寄せているのでしょう。
店内はウナギの寝床みたいな感じで、カウンター席のみ。
落ち着いた雰囲気です。
メニューは主にラーメンとご飯類があります。
その2つをウリにしていくとのこと。
みかんラーメンとみかん味玉とミニカレー
特製だし酢が付いてきました。
ラーメンのトッピングは味玉、ネギ、メンマ、チャーシュー、みかんなど。
私も全国47都道府県で六千杯以上のラーメンを食べてきましたが、ミカンが乗ったラーメンは初めて見ました。
スープを飲むと、見た目からは想像できないような上品な味わい。
魚介系が効いた出汁感のあるもの。
これは美味しい。
魚介系の出汁感が感じられるスープって、個人的に大好きなんですよね。
何となくオレンジジュースのようなけっこう甘そうなものを想像していたので、これにはビックリ。
ほかにも乾物系などの出汁感もあり、重層的なスープになっています。
中細ちぢれ麺はコシがあるもの。
弾力がありツルツルシコシコしています。
さすが有名製麺所の麺という感じで、安心して食べられます。
途中でミカンを絞ると、柑橘系の爽やかさが加わり、いい味変になりました。
更に特製だし酢を加えたら、更に出汁感アップ。
美味しいじゃないですか。
みかん味玉はミカンの風味がこれでもかと感じられました。
これどうやって作っているのだろう、メチャメチャ美味しいのですが。
絶対頼んだほうがいいです。
ミニカレーは麺類注文でプラス200円で注文できます。
全然ミニじゃないのですが。
普通のお店の1人前以上くらいありますね。
大盛くらいあるのかも。
福神漬けの盛り付けも豪快で、サービス精神があふれていますね。
からさは標準くらいに感じました。
コクがあって美味しいです。
ほかにお客さんがいなかったので、お店のかたに少し話を聞くことが出来ました。
なぜみかんラーメンを作ろうかと思ったかというと、静岡だからだそう。
じゃあお茶のラーメンは作らないのか聞いたら、すでに考えているそうです。
リンゴラーメンはお店のかたがリンゴが好きだからだそう。
カツ丼も同じ理由のようです。
なぜカレーがミニじゃないのか聞いたら、「お腹いっぱいになってほしいから」だそう。
うれしいですよね。
ラーメンだけではなく、食堂のようにしていきたいようです。
ラーメンも麺の量が少ないわけではないので、ミニカレーには要注意です。
私はラーメン店をハシゴするような人間なので美味しくいただけましたが、本当にちょこっとしたカレーだと思って注文すると、大変な目に合いますよ。
次回はリンゴラーメンか普通の醤油ラーメンを食べてみたいです。
カレーもまた食べたいし、カツ丼も気になる。
何回か行かないとダメなようですね。