ちっきん 静岡県藤枝市
JR東海道線西焼津駅から車で7分、田中城跡の近くにあるラーメン店。
私もコメントさせていただきました究極のラーメン2021静岡版究極のラーメンAWARD 煮干部門2位になっています。
駐車場はお店の前を140m北に向かったところにあります。
店の前を通るといつも行列が見られます。
お店に入ったことがない人でも気になりますよね。
そんなラーメン店が静岡県藤枝市にあります。
藤枝市周辺は志太地区などでは朝からラーメンを食べる文化があって、略して朝ラーと言われています。
ちっきんでも朝からラーメンが食べられます。
おすすめは特濃煮干ラーメンと直火焼豚飯。
これをしばらく食べていないと煮干の禁断症状が出てきます。
それくらいまた食べたくなるラーメンなのです。
このスープの色、すごいでしょ?
セメント色をしています。
苦みなども多少ありますが、煮干の美味しさはこれでもかと感じられます。
チャーシューははしでつかむとくずれ落ちそうな柔らかさ。
他、太いメンマは独特の味付けで、これより美味しいメンマを私は食べたことがありません。
私も全国のラーメンを食べ歩いていますが、この煮干ラーメンは全国トップクラスのレベルだと思います。
特濃煮干ラーメンは限定数がありかなり濃厚なので、初めての方は120%煮干ラーメンから食べることをおすすめします。
麺創房LEO 焼津市
JR東海道線焼津駅から車で9分、すき家の裏にあるラーメン店。
私もコメントさせていただきました究極のラーメン2021静岡版究極のラーメンAWARD つけ麺部門で1位になっています。
焼津市の人気ラーメン店。
休日などは行列必至で駐車場に入るのにも待ちが出来たりします。
店主さんは全然違ったジャンルのラーメン店出身ですが、研究を重ね淡麗系のラーメンなどを提供しています。
その研究熱心さにはいつも驚かされます。
客席を減らして製麺室を作り自家製麺になったことには驚きました。
ラーメンのメニューは行くたびに変わることもあり常に新しいことにチャレンジしていることが分かります。
最近ではもち小麦を使った麺が人気です。
加水率を高めにした麺は他ではなかなか食べられることのできないもので、一度食べたらやみつきになります。
おすすめは昆布水のつけ麺になります。
見た目がとても美しいです。
麺線が整えられています。
盛り付けするところを観察していましたが、え?そんなところまでやるのとビックリしました。
昆布水つけ麺といえば、当時相模原にあったロックンロールワンの嶋崎さんが考案したのだと記憶しています。
それから飯田商店の店主がインスパイアし、静岡にも広まっていきました。
昆布水につかった麺の上にはチャーシュー、チンゲン菜、ワンタンなどが乗ります。
別皿には味玉、わさび、柚子胡椒、みょうが、レモン、塩など。
つけ汁は醤油の風味が前面に出たもの。
この醤油の使い方、大阪の而今のようです。
これはメッチャ美味しい。
しょうゆ好きにはたまらないです。
平打ち麺はモチモチで、加水率がとても高いもの。
まずは麺にわさび、柚子胡椒、塩などをつけていただきます。
その後つけ汁にもつけてみます。
選択肢が多すぎて困ってしまいます(笑)
どの食べ方美味しいんですよね。
それにしてもこの麺は美味しすぎ。
最後は昆布水をつけ汁に入れてスープ割りのようにしていただきます。
常識を覆されるような美味しさなのです。
麺’s食堂 粋蓮 焼津市
店主さんは見た目はちょっと怖いですが、親分肌みたいなところがあり色んな人から慕われています。
ラーメンの作り方などを惜しげもなく同業者に教えていたりします。
私もコメントさせていただきました究極のラーメン静岡版2019究極のラーメンAWARD中部醤油ラーメン部門で1位になっています。
メニューは主に丸鶏醤油らぁ麺、粋蓮醤油らぁ麺、プレミアム醤油つけ麺、手火山鰹ブラック、ゆず醤油らぁ麺、伊吹いりこ煮干醤油SOBAなどがあります。
この種類はそれぞれ塩味と淡く口醤油バージョンがあります
全体的に値段は安くはないのですが、それでもお客さんが絶えないというのは本当にすごい
おすすめは丸鶏醤油らぁ麺
トッピングは別皿で提供され、鶏と豚のチャーシュー、青梗菜、2種類のネギ、メンマ、海苔、三つ葉など。
ラーメンはかけスタイルで食べる前から醤油のいい香りがします。
スープは鶏ベースで醤油の風味が際立っています。
鶏と醤油お互いが引き立てあっているような感じ。
醤油の風味が際立つラーメンといえば、大阪の而今が思い浮かびます。
麺創房LEOでも同じような傾向がありますよね。
これは私のような醤油好きにはたまらないです。
醤油のかげに隠れ気味ではありますが、丸鶏の旨味もしっかり感じることが出来ます。
中細ストレート麺には春よ恋、ゆめちからなど国産小麦のみで製麺されています。
全粒粉入りの麺になり、しなやかで啜り心地がとてもいいもの。
加水率はやや低めでしょうか。
鶏チャーシューはやわらかでしっとり。
柑橘系の風味がします。
豚のロース肉はやや弾力があり噛み応えがあります。
低温調理のチャーシューもこちらのお店ではけっこう早い時期から提供していました
麺屋才蔵 焼津市
店主さんは神奈川の超有名ラーメン店出身。
店主さんが在籍していたころのその店はラーメン業界を仰天させたようなラーメンを作っていました。
私もその味に衝撃を受け、何度も通いました。
静岡県内にもその有名店出身のお店があり現在は閉店してしまいましたが、三島に「藤堂」というお店がありました。
そちらも何度も通いました。
それくらい神奈川淡麗系と呼ばれるラーメンが好きなのです。
麺屋才蔵は外観も店内もカフェのようなお洒落なお店。
女性一人でも入りやすいと思います。
おすすめは醤油ラーメン。
まず見た目がとても美しいです。
醤油ラーメンのトッピングはチャーシュー、ほうれん草、メンマ、のりなど。
食べる前からカツオなど魚介系の上品な香りが感じられます。
スープを一口飲むと、動物系と魚介系の美味しさが時間差攻撃で襲ってきます。
これは中村屋のラーメンを初めて食べたときの感覚に似ています。
特にカツオの風味がたまらない旨さ。
うわ、メッチャ美味しい
スープでこんなに感動したのは久しぶりです。
食のプロの方も同行していましたが、しきりに旨い、旨いと言っていました。
こんなスープは静岡ではここでしか味わえないと思います。
細ストレート麺は加水率低めのややパツンとしたもの。
滑らかな食感です。
チャーシューは炭で炙られていて香ばしさがたまらなく食欲をそそります。
これも修行先から引き継いでいるものと思われます。
けっこう肉厚で一口では食べられないのも嬉しいポイント。
このチャーシューもメッチャ美味しい。
チャーシュー麺がメニューにあったら確実に頼んでいます。
ラーメンの値段も何年も前と変わっていないような気がします。
このお値段でこの旨さはぶっちゃけ信じられないです。
全体的に和風なラーメンという印象です。
カツオなど魚介系が効いていましたからね。
平日でも行列が出来ることに納得なのでした。
自信をもって人におすすめ出来るラーメン店なのでした。
静岡県藤枝市のマルナカそば
創業百年以上で客足が絶えないってスゴイですよね。
静岡県藤枝市周辺、主に志太地区には朝ラーメン文化があります。
なぜ朝からラーメンが食べられるようになったかというと、朝からお茶摘みをするなどお茶関連の方々の仕事が朝早いので、それに合わせてラーメン店もオープンするようになったと言われています。
朝から営業していますがマルナカそなのようなあっさりした志太系ラーメンではないお店もあります。
朝ラーメンの文化は喜多方など全国にいくつかありますが、あたたかいラーメンと冷たいラーメンの2杯食べるというのは全国的にも珍しいです。
小学生でも朝から2杯食べるのも珍しくありません。
中でもマルナカそばは志太系ラーメンの元祖で創業1919年、百年以上の歴史があります。
私も全国のラーメンを食べ歩いていますが、創業百年以上ラーメン店は数えるほどしかないんですよね。
創業当時はチャルメラを吹きながら移動して屋台で販売をしていたそうです。
お店は旧東海道沿いにあります。
外観は民家みたいで立派な昔ながらの建物。
休みの日などは満席になり行列が出来ることもしばしばあります。
ラーメンを温かいのと冷たいのを頼むと、まず温かいものから提供されます。
スープがなみなみと注がれています。
醤油の香りが食欲をそそります。
トッピングはチャーシュー、ネギ、メンマ、のりなど。
スープは昆布やカツオダシが効いていて油がほとんど浮いていなくてさっぱりとしています。
中太ストレート麺はのど越しがよくつるんといただけます。
モモ肉のチャーシューは脂身が少なく噛み応えがあるものです。
食べ終わりそうなのをお店の方が見計らってつめたいラーメンが提供されます。
涼しげな器です。
紅ショウガ、メンマ、チャーシュー、ネギ、わさびなどが乗っています。
酢が入っていない甘口のスープになります。
一般的に冷やし中華溶くと酸味が効いたスープですが、それがないんですよね。
こちらはカツオなどの魚介系がかなり感じられ、個人的にはこちらの方が好みです。
わさびを溶いて食べるのが面白い。
紅ショウガがいいアクセントになっています。
そばのような感じもします。
麺は多分水でしめられていてコシがあります。
自家製麺になります。
温かいものも冷たいものも麺の量はけっこうあります。
昔に比べると増えているとのこと。
でも全体的にさっぱりなので朝から2杯食べられるんですよね。
まとめ
静岡県中部地区のラーメン店の方々は比較的仲が良く、横のつながりがあります。
中でもボス的な存在なのが麺’s食堂 粋蓮 の紙谷さん。
見た目はちょっと怖いですが、面倒見がよくて他のラーメン店の方々から慕われています。
互いに競い合ったりしてレベルが飛躍的に上がったと思っています。
また、藤枝志太地区の朝ラーメン文化も面白いですよね。
こんなに朝からラーメンが食べられるお店が多いのは全国でもトップではないかと思います。