静岡県掛川市のことらや
東名高速掛川インターから車で19分、掛川市の海の方、大須賀地区にあるラーメン店。
横須賀城跡の比較的近く。
ラーメン店だと、超ノスタルジックでディープなお店『たいぼうしん』のすぐ近く。
昼間から宴会をしていたお年寄りがいっぱいいてビックリした記憶があります。
国道150号線からだと、イオンタウン大須賀の西側の道を北上していくとお店があります。
今回は掛川の市街地方面から車で行ったので、西大谷ダムの横を通ってきました。
何十年も前でしたが、ここでバス釣りをしてトップで釣った記憶があります。
今はルアー釣り禁止みたいです。
この頃はフローターを持っていて、浮き輪のようなものに足ヒレをつけて釣ることをよくしていました。
なのでため池が多い掛川や菊川にはよく来ていたんですよね。
懐かしい思い出。
今回お邪魔する『ことらや』は、『ゆみちゃん』というお好み焼き店の隣にあるお店。
ドッグランも併設されている場所です。
遠くから見るとほったて小屋に見えます。
ラーメンののぼりなどがないと、ラーメン店だと分からず横を通り過ぎてしまうでしょう。
『ゆみちゃん』も結構小さな建物。
周辺は畑や田んぼも多数あり、のどかな場所です。
『ことらや』は以前は、お総菜や花などを売っていました。
そこからラーメン屋になったようです。
70代のおばあちゃん2人がラーメンを作っているというのがスゴイ。
更に週替わりでスープが変わるのって、凄くないですか?
訪問時のスープは豚ちんたんで、その前の週は焼きアゴ出汁だったようです。
お店のインスタグラムのアカウントがあるのですが、けいこ&みつこと書いてあります。
おばあちゃんの名前なのでしょう。
お婆ちゃん2人で中華そばつくりますとのこと。
というか、インスタグラムやってるのもスゴイ。
見ていると、ほのぼのした雰囲気に癒されます。
お店は調理場があり、その横にテーブル席がありました。
屋台みたいな感じでいい雰囲気。
全部で8席くらいかな?
以前浜松市にあった『身空』を彷彿させます。
そちらも雨が降るとよく休業になってましたね。
ことらやのメニュー
中華そば 600円
中華チャーシュー 800円
ライス 200円
チャーシューライス400円
持ち帰りのチャーシューライスもありました。
中華そばとチャーシューライス
ラーメンのトッピングはチャーシュー、のり、メンマ、ネギなど。
スープはスッキリしたもので、さらっとしています。
口当たりは優しく、私のような年寄りでも安心して飲めるもの。
豚を3時間くらい弱火で炊いているそう。
羽釜を使って強火でグツグツ煮込んでいるのとは正反対ですね。
臭みは全くなく、美味しくいただけます。
昔ながらの鶏ガラ中心のラーメンとも違いました。
静岡県の西部方面では、昔からラーメンは鶏ガラではなく豚をメインに使っているお店もありました。
私は中部地区に住んでいるのであまり馴染みはありませんが、西部地区に住んでいる人にとっては、懐かしい味なのかもしれません。
そこに焦がしたネギの香味油を使用していて、オリジナルの味に仕上がっています。
ぶっちゃけ、けっこうビックリしました。
まさかこんな場所でこんなラーメンに出会えるとは。
中太麺は少しちぢれていてコシがあるもの。
しっかりした麺です。
短めですすりやすいところは、家系ラーメンみたいですね。
ツルツルっといただけました。
途中でコショウを振ってみましたが、個人的にこれは振らなくてもどちらでもよかったかも。
チャーシュー丼はチャーシューで埋め尽くされていて、ご飯が全く見えません。
その上にメンマが乗り、ゴマが振りかけられていました。
チャーシューは少し味がついています。
脂身の部分がとろける美味しさ。
最初分からなかったのですが、ご飯の量がスゴイ。
茶碗2杯分以上あるでしょう。
軽くサイドメニューのつもりで頼むと、後悔する人もいるかも。
ご飯にまでタレがしみていました。
チャーシューにメンマとご飯を巻いていただきます。
これは至福の時。
巻くのは海苔だけじゃないんですよね。
大量のチャーシューと大量のご飯。
おなかに余裕がある人は是非食べてみてほしいです。
見た目ラーメン店には見えない建物、店内の雰囲気、お店周辺の環境、おばあちゃんの作るラーメン、週替わりで変わるスープ、癒されるインスタグラムなど、色んな事に感動したのでした。
『ことらや』の住所・営業時間・定休日など
※訪問時のデータです、最新の情報はお店のインスタグラムをご覧ください
住所 静岡県掛川市西大渕4288-1(ゆみちゃんの住所)
営業時間 10:00~15:00
定休日 水曜