静岡県熱海市の中華料理 幸華(こうか)
JR伊東線熱海駅より車で7分、海に近い場所にある中華料理店。
熱海親水公園のすぐ近く。
このあたりは飲食店などが多くあり、夜でもにぎわう場所。
私もこのあたりは何度も来ています。
目の前は「いとがわ」で、雰囲気が素敵な場所です。
ラーメン店なら熱海屈指の人気ラーメン店「わんたんや」のすぐ近く。
「わんたんや」は1947年創業。
70年以上の歴史があります。
わんたんや 熱海市 おすすめメニューはワンタンメン【飯テロ】
同じ熱海市内の「石川屋」は1951年創業。
オムライスやアグー豚などを使ったこだわりのラーメンが昔から人気です。
こちらも平日でも満席になる人気店。
更に歴史があるのが「香蘭亭」。
熱海駅から徒歩2分にあります。
駅近ですが、路地裏にあるので観光客は絶対行かなそうな場所。
外観も店内も超ノスタルジック。
そしてディープなお店です。
これで驚いてはいけません。
それ以上に歴史があるのが、今回訪れた「幸華」。
何と1931年創業で、もうすぐ創業百年になります。
これにはビックリですよね。
文豪「坂口 安吾」の作品にも「幸華」の名前が出てきます。
長年多くの著名人に愛されてきた古き良き昭和の時代の中華料理店。
お店の駐車場はなく、近くのコインパーキングを利用しました。
外観はそれほど歴史を感じさせず普通な感じ。
店内は1階にカウンター席と厨房。
2階にテーブル席、3階に宴会用座敷席があります。
全部で55人はいれてかなりの広さ。
平日の昼の部終了間際でしたが、上の階から日本人や外国人がぞくぞくと下りてきました。
人気のほどがうかがえます。
幸華のメニュー
メニューは麺類、一品料理、コース料理など豊富な品揃え。
手打ちラーメンとジャンボ焼売
ラーメンも焼売も両方食べたかったのです。
ラーメンのトッピングはネギ、メンマ、チャーシューなど。
スープはあっさり醤油味。
優しい味わいでほっとするもの。
こういうのがいいんです。
鶏ガラ中心と思われ、シンプルなもの。
こしょうがよく合う昔ながらのスープ。
ネギがたっぷり入っていました。
平打ち麺は自家製麺ですね。
柔らかめでフワフワとした食感。
少しちぢれていました。
ツルツルシコシコの昔ながらの中華そばの麺を勝手に想像していたので、ちょっとびっくり。
加水率高めでモチモチしています。
この麺美味しいじゃないですか。
個人的に好きですね。
この麺ならつけ麺でも食べてみたい。
チャーシューは特製窯でじっくりと味をしみこませつつ焼いた自家製のもの。
香ばしくてスモーキーでとても美味しい。
静岡県内でも数少ない窯焼きチャーシューが食べられます。
ジャンボしゅうまいは、熱海のブランドエープラスに認定されました。
肉がたっぷり詰まっていて、とても一口では食べられない大きさ。
ジューシーで肉汁タップリ。
これは食べておかねばという美味しさ。
国産の豚肉を使用していて、季節によって配合を変えているのだそう。
店主の代が変わるごとに進化していき、今に至ります。
もともとは普通サイズでしたが、新聞の取材を受けることが決まった際に、二代目が少し見栄を張って大きめに作ってしまったそう。
それで人気が出てしまい、元のサイズに戻せなくなったそうです。
味と雰囲気、細かいこだわりなど、いろんな面で大満足の中華料理店なのでした。
これからも長く続いてほしいですね。
静岡県内にも創業百年を超えるラーメン店や中華料理店などは数えるほどしかありません。
まずは創業百年かな。
