静岡県熱海市下多賀の中華そば うお静
JR伊東線網代駅より徒歩1分、住宅街にあるラーメン店。
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網代駅は無人駅になります。
網代駅から向かうと、お洒落な和菓子屋さんを左折して赤い橋を渡ると右側にお店があります。
駅近くではありますが、人通りはほとんどありません。
国道135号線沿いにはお店などけっこうありますが、この辺りはほぼ住宅ですね。
ラーメンが食べられるお店だと、以前お邪魔した港近くのノスタルジック食堂「とおる食堂」が比較的近く。
イカやサザエなどがおすすめの食堂なのに、タンメンをいただきましたね。
美味しかったです。
「中華そば うお静」の店主さんは最初東京都日野市で「中華そば うお青」をオープンさせます。
その後同じ場所で「メヂカそば 吟魚」になり、そちらを【閉店】。
どちらも行列の絶えない超人気店でした。
食べログでは2年連続百名店に選ばれ、点数はほぼ3.9という全国レベルのお店でした。
点数だけで判断は出来ませんが、静岡県内で一番点数が高いお店で3.8。
とんでもないラーメン店が静岡にオープンしてしまいました。
駐車場は店から少し離れた場所に3台分あります。
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店頭に詳しい場所の写真があるので、そちらを見てから行った方がいいですね。
「結城屋水産」という鮮魚店の隣にある駐車場の中の3台分です。
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店名が書いてある場所ですね。
実は平日である前の日に13時半くらいに行ったら、売り切れで食べられませんでした。
次の日にリベンジしたのです。
駐車場には開店1時間前に到着。
お店に到着するとすでに2人並んでいました。
先頭に並んでいたかたと少しお話が出来ました。
以前店舗があった東京の日野市から来られたとのこと。
電車で3時間くらいかかるそうです。
以前のお店の常連さんだったそう。
その後もいろんな人の話を聞いていると、前のお店の常連だった人がけっこう来ていました。
恐るべきお店です。
週末は特に行列が激しくなるので、訪問時の情報ではありますが予約アプリによる予約制になっていました。
最新の営業状況はお店のインスタグラムをご覧ください。
遠くから行かれる方も多いと思うので、インスタグラムの情報収集は確実にしておいたほうが良さそう。
店主さんはフランス料理のシェフや、飲食チェーンの商品開発などを手がけていた経歴があります。
そこから独学でラーメン作りなどを学び、ラーメン店をオープンさせました。
外観はそんなに目立った看板もなく、隠れ家的な和風料理店という感じ。
店内は割烹料理店のような雰囲気。
そこに漂う上品な出汁の香りで、とんでもなく美味しいラーメンが食べられるのは確定ですね。
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カウンター席とテーブル席、合わせて10席あります。
店内入って右側に券売機がありました。
お水はセルフサービス。
うお静のメニュー
上中華は醤油と塩があります。
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ほか貝と煮干や煮干、うずわ醤油など。
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中華そばの字が小さいですね。
平日二杯目専用の追いそばというのが気になります。
特選 淡麗醤油とうずわめし
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麺をゆでて盛り付けする際に麺線を整えるのですが、こちらの技は必見です。
見た目も美しいラーメン。
ラーメンのトッピングはのり、メンマ、ネギ、ワンタン、チャーシュー、青菜など。
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スープを飲むとまずサバの風味がガツンと感じられ、香りが鼻から抜けていきます。
その後間髪入れずに鶏や煮干などの重層的な出汁感に襲われました。
これはとんでもなく美味しい。
恐ろしいほど旨味の洪水が押し寄せてきました。
時期によって使う食材が違うようで、その日に使う煮干の種類が提示されていました。
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全国から煮干などを仕入れているのですね。
醤油の芳醇な香りもたまらない。
それにしても、これほど上品かつ力強い魚介系の風味が感じられるスープってなかなかないんじゃないかな。
魚介系の出汁感があるスープ好きな私にとってはこの上ないラーメン。
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細ストレート麺は茶色っぽい色。
北海道産小麦「春よ恋」などが使われています。
噛むとサクッとした食感で、小麦の風味豊かな麺。
スープとの絡みもよく、こちらもとても美味しい。
麺とスープとのバランスがとてもいいですね。
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ワンタンは3つも乗っていて、中には肉などがパンパンに詰まっていました。
皮は滑らかなものでチュルンとしています。
これが3つは嬉しいですね。
鶏ハムはしっとり柔らかでジューシーな味わい。
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豚リブロースは噛み応えがあり、肉の旨味が詰まっています。
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こちらもメチャメチャ美味しい。
すだちを絞ると、清涼感が加わり最後まで飽きずにいただけました。
うずわ節かけご飯には出汁醤油が付いてきました。
粉末状のうずわ節がご飯にかけられ、刻んだチャーシューや青菜が乗っています。
うずわとはソウダガツオのこと。
静岡県東部ではうずわと呼ばれています。
うずわめしやうずわのたたきなどはこちらでは有名ですよね。
節系の美味しさがダイレクトに感じられます。
まさに地元の食材を使った一品。
こちらのお店で調理しているところを見てビックリしたことがあります。
何と麺を茹でるのは1杯分ずつ。
なので、ラーメンも1杯作り終わらないと次が作れません。
スープも小鍋で1杯分ずつ温められていて、1杯のラーメンに対するこだわりが半端ないなと思いました。
平日だとけっこう待つこともあるかもしれないので、週末に予約をしてから行くのもいいかもしれません。
熱海に比べると網代はそんなににぎやかな場所ではありません。
この地域を少しでも活性化させたいという想いが伝わってきました。
改めてとんでもないラーメン店だと思ったのです。