静岡県沼津市戸田のいなだ苑
伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から車で37分、戸田港のすぐ近くにあるラーメン店。
修禅寺方面から来ても、沼津方面から来ても山を越えなければなりません。
しかもクネクネして細い道で急こう配なので運転には注意が必要。
けっこう疲れます。
戸田漁港は水深が比較的深く、遠洋漁業の基地になっています。
駿河湾の深い場所に隣接しているため、深海魚やタカアシガニが数多く水揚げされます。
周辺にはカニや深海魚料理を提供するお店もちらほら。
また戸田港は水深が深くていろいろな魚が釣れるそうで、釣りをする人も多いそう。
足場が比較的いいので、家族連れにも人気なのです。
いなだ苑は外観をSNSで見かけてからずっと行きたいと思っていたお店。
実は1回臨時休業で入れなかったこともあり、来るのは2回目。
あの山道超えてくるの本当に大変なんですよ(笑)
川沿いのすれ違いが出来ない細い道を入っていきます。
前回はえ?本当に曲がるとこここなの?と思いながら進んでいきました。
公民館を過ぎ住宅街にお店がありました。
店の前もすれ違いが出来ない場所。
まさかこんな場所にラーメン店があるなんてだれも思わないでしょう。
前回来たときは休みだったのでのれんが出ていなくてそこがラーメン店だとは全く分からなかったので、状況を把握するまで時間がかかりました。
駐車場は店の前を通り過ぎ、少し進んだ右側の広い場所。
お店の方に聞いた場所ですが、一応お店の方に聞いてみてください。
お店は外観からして超ノスタルジック。
看板がないので営業していても暖簾が出ていなければ全く分かりません。
昔は看板はあったようです。
店内も期待通り超ノスタルジック。
テーブル席のみ6席。
メチャメチャ狭いです。
テーブルもイスも年季が入っています。
奥には座敷もありましたが、そちらが客席なのか居住スペースなのかは不明。
漫画本がけっこうありました。
出前もするようでおかもちがあったり、店前にはバイクがいつでも出撃体制。
ええ、こんな雰囲気の中ならいくらでも待てますよ。
年配のご夫婦2人(多分)で営業されていました。
いなだ苑のメニュー
ラーメン・焼きそば・チャーハン・餃子など。
セットメニューもありました。
王道半チャンラーメン
ラーメンのトッピングはメンマ・ネギ・なると・チャーシューなど。
スープは背脂が入っていてけっこうオイリーなもの。
勝手に予想していたものと全然違っていてビックリ。
コクのあるスープです。
遠州地方にあるラードが表面を覆うスープを彷彿させます。
細ストレート麺は柔らかめの仕上がり。
昔ながらの中華麺という感じ。
チャーシューは持ち上げてみると結構な大きさ。
厚みもあって食べ応えがありました。
メンマは細めのもので、コリコリとした食感。
途中でコショウを振っていただきました。
チャーハンは半のはずですがけっこうなボリューム。
これは嬉しいですね。
全体的にぱらっとした仕上がりで、玉ねぎやチャーシューが入っています。
やや濃い目の味付けで個人的に好みの味。
これは美味しい。
ちなみに麺の硬さ・味の濃さ・背脂の有無は好みを聞いてくれます。
今回は初めてなので全部ノーマルで食べました。
訪問時営業時間は11時~13時半と凄く短い。
こんな貴重な昭和な雰囲気のお店、静岡でもトップクラスですね。
ご夫婦の仲の良い営業にもほっこりさせられます。
何だか幸せな気分になりました。
次回は半チャンラーメンと餃子も食べてみたいです。