静岡の玉露を使ったラーメン麺屋武蔵(めんやむさし)

世界緑茶コンテストで特別金賞に輝いた玉露を使ったラーメン
藤枝市にて11月7日~9日、「全国茶サミット静岡大会in藤枝」(7日・8日)や「お茶の香ロード」が開催され、市内外から多くの人が訪れました。
8日には玉露ラーメンが提供されました。
静岡県藤枝市の朝比奈地区で60年以上玉露を作り続けている茶農家・前島東平さん(76)が生産した一級品の茶葉(東平玉露)を用いて、東京都内の有名ラーメン店「麺屋武蔵」の矢都木二郎社長とのコラボで玉露ラーメンが完成しました。
「玉露ら~麺」は、11月11日~30日の間、麺屋武蔵新宿本店で18時から1日限定10食のみ販売されます。
とのことで、やってきました。
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麺屋武蔵といえば、都内では超有名なラーメン店。
限定ラーメンも期間を過ぎると二度と同じラーメンは提供しないということでも有名です。
このラーメンは静岡人として食べなければと思いやってきました。


玉露は55度というぬるめの温度で美味しさが引き出されるので、通常のラーメンよりぬるめの温度設定になっていますとお店の方からの説明あり。
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別皿で提供されるものは、玉露の出しがらをポン酢で和えたもの。
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直接スープに入れると渋くなってしまうので、最後にお口直し的な感じで食べてくださいとのこと。
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今回このラーメンにはレンゲが付いていません。
お茶を飲む感覚でスープを飲んでほしいとのこと。
茶器にもよく使われる特注の織部焼の器が使われています。
ラーメンのトッピングのたけのこは岡部町朝比奈で採れたものだそう。
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スープを飲むととても上品なオトナの味わい。
玉露独特の風味が良く出ています。
米油を使っているようでそれによってコクが出ています。
スープを作る際には静岡県産の軟水で作った氷のせて、3時間ほどかけて抽出し、水で割っているという手の込んだことをしています。
静岡といえばお茶、玉露を味わったことのない方々にも十分アピール出来たのではないでしょうか。
1年半の構想時間、手間や材料費を考えたら完全に赤字でしょう。
今まで静岡でもお茶を使ったラーメンが色々提供されてきましたが、それらに関わった方々、静岡県民にも是非食べてほしいと思ったのでした。

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