静岡県伊東市の麺や一徳
伊豆急行線川奈駅より車で5分、国道135号線からオートバックスのところを少し入った住宅街にあるラーメン店。
国道135号線沿いに看板は出ていますが、お店の存在を知らずに通り過ぎている人も多いかもしれません。
小室山公園の比較的近くですね。
こちら方面にラーメン食べ歩きに来ると、必ずと言っていいほど、小室山に登ります。
山頂まで片道15分ほど、ルートは2通りあるので、いつも2往復します。
リフトでも山頂に行けますが、いい運動になるので歩くのですよね。
途中ビオトープがあったり、恐竜広場があったりして、家族連れにも人気のスポット。
山頂からの眺めはとてもいいもの。
山頂のカフェには展望台があり、突き出ているので、そこからの眺めも必見です。
この日は団体旅行客が来ていて、大型バスが数台並んでました。
中国人っぽい人たちがリフトに行列してましたよ。
このリフト一人乗りなので、団体客が来ると行列が出来ます。
伊東市の吉田地区にはラーメン店がいくつかあります。
有名チェーン店の「花月嵐 伊東吉田店」、中華料理の「紅牡丹」、老舗中華料理店「喜楽」、開店前から行列が出来る「吉田家」など。
以前は本店の兄弟げんかが有名な「味の大西」の支店もあったんですよね。
プチラーメン激戦区なのです。
店主さんは以前三島にあった『藤堂』出身。
藤堂は何度も通ったラーメン店なので期待してしまいます。
商い中の看板には今はなき五轍の文字があります。
一徳の店主さんは五轍の店長さんだったようです。
私も食べに行きましたが、藤堂の姉妹店だったんですよね。
駐車場は店の向かいと、店の隣に合計8台とめられます。
黒を基調とした外観。
平日昼の部オープン前には数人並んでいました。
店内はカウンター席と座敷席があります。
昼の部開店と同時にお店に伺いました。
食券をお店の方に渡して待っている間に店内ほぼ満席になりました。
すごい人気です。
ちなみに藤堂の店主だった方は焼津市の麺屋才蔵店主と同じく中村屋出身。
藤堂出身の方がこちらの一徳、他には吉田町のますだや、三島市のみのまるもそうです。
一徳のメニュー
主なメニューは油そば、つけ麺、醤油ラーメン、塩ラーメンなどがあります。
季節限定で冷やしラーメンもあります。
他にもマー油が入ったつけ麺なども。
おすすめは油そばのようです。
通信販売もあります。
楽天市場から買うことが出来ます。
塩ラーメンと小ライス
なぜ塩ラーメンしたかというと、『中華 武ぞう』の店主さんが、「一徳で塩ラーメンを食べないとだめだ、ウチにラーメン食べに来てる場合じゃない」と言っていたので(笑)
トッピングはのり、チンゲン菜、メンマ、チャーシュー、味玉など。
透き通ったスープは美しく、これは食べる前から期待が出来そう。
食べる前からカツオなどの節系のいい香りがしてきました。
スープを飲むと、鶏や豚などの動物系と魚介系のWスープだと思われます。
清湯系で魚介系が前面に出ています。
特に鰹節が感じられました。
とんでもなく美味しいじゃないですか。
こういう魚介系の出汁感があるスープ好きなんですよね。
麺は細麺と平打ち麺が選べたので、平打ち麺にしました。
コシがある麺で、弾力があります。
麺をすすると、口の中に魚介系が広がります。
麺とスープのバランスがよく、麺がスープを持ちあげるんですよね。
これは美味しい。
こういう瞬間がたまらないです。
この麺は都内から取り寄せているそうです。
そして嬉しいのは豚バラチャーシューが炙ってあるところ。
香ばしくて食欲がわきます。
これも修行先の特徴でもありましたね。
トッピングの一つ一つも抜かりはありません。
全体的にさっぱりとした味でした。
麺とスープのバランスがよくて一杯のラーメンとしての完成度も高いと思いました。
初期の藤堂とは違った味ではありますが、美味しかった。
今度はお店おすすめの油そばも食べに来なければ。
藤堂、復活してくれないかななんて思ったりもしたのでした。