沖縄県国頭郡大宜味村津波の前田食堂
沖縄本島の北部、やんばる国立公園の近くにある食堂
那覇空港からは車で1時間半くらい、名護市中心部からは車で20分程になります
沖縄自動車道だと、最北の「許田IC」を下りて、国道58号線をひたすら北上すれば到着します
場所はとても分かりやすいですね
目の前は海で、遠くに古宇利島が見えます
店舗前には多数駐車場があるので、困ることはなさそう
外観は普通の食堂に見えますが、実はそうではないのです
それを知ってか、地元のお客さん中心でお客が途切れることのない超人気店
昼時に行ったら車が沢山止まっていたので、時間をずらして再び来てみました
実はこちらのお店、10年以上前に一度来ていました
そのとき前田食堂名物デカ盛りで有名な牛肉そばを食べたかったのですが、連食中だったこともありひよってソーキそば小にしたんですよね
それがずっと心残りでした
やっと再チャレンジする機会が訪れたのです
前田食堂は1972年創業で、これは沖縄が日本本土に復帰した年ですよね。
それまではアメリカの施政権下だったのです
50年以上の歴史があるのですね
沖縄県民なら、おそらく知らない人はいないであろう沖縄そばを代表するお店でもあります。
大宜味のお店が本店のような扱いになります
今回訪れた店舗の他に『前田食堂名護店』があります
そちらは未訪問
とある情報によると、名護店の方がモヤシの盛りが多いのだそう
店内はテーブル席と小上がり席有
ザ・食堂といった感じ
有名人のサインが多数ありました
前田食堂のメニュー
一番人気は前回食べられなかった牛肉そば
店内のほとんどの人が頼んでいました
デカ盛り二郎系の牛肉そば
これ写真付きのメニューがなければ、頼んでから想像していたものと違うというお客が多くなる気がしました
写真付きは親切ですね
改めて提供された牛肉そばを見ると、その迫力に圧倒されます
麺もスープも全く見えません
一見どこにでもありそうな食堂でこんなにデカ盛りメニューが出てくるというのが凄い
もやしと牛肉などが炒められ、塩コショウなどで味付けされています
このコショウのスパイシーな味付けがクセになるんですよね
パンチのきいた味わいです
『前田食堂』はもやし系の沖縄そばの源流ともいえる存在
貴重な存在なんですよ
スープは最初は澄んでいますが、食べ進むうちに濁った感じになってきます
肉と野菜の味がスープに溶け出していましたよ
時間がたつにつれその変化が面白い
スープのベースは比較的あっさりしたトンコツなどなのですが、それを感じさせないほどパンチのある味になるのです
平打ちの太麺はモチモチした感じ
食べ応えがあります
幅の違う麺が組み合わされていて、異なる食感が楽しめるのも特徴的
スープに負けない力強い麺ですね
終盤で沖縄そばには欠かせないコレーグースを投入
中に入っているのは島とうがらし
けっこう辛いので注意が必要です
10年以上ぶりでしたが、リベンジできてよかった
いつまでも続いてほしい食堂なのです
また来るぞ~