静岡市清水区七ツ新屋のNEW 酔軒(スイケン)
静岡鉄道静岡清水線御門台駅より徒歩4分、住宅街の中にあるラーメン店。
以前「ロストコーナー」というカレー屋だったところ。
靴を脱いで上がっていくという少し変わったカレー屋さんでした。
元祖静岡味噌溶きラーメンで有名な「一元本店」の数軒東側になります。
目の前は福地医院という病院。
以前訪れたデカ盛り食堂「ふじ川食堂」も比較的近く。
店主さんは県内の有名ラーメン店でラーメン作りを学んでいて、その後静岡市駿河区にあった『豚風亭』などを立ち上げた方。
いくつかのお店で経験を積みながら以前は「中華酔軒」というお店でラーメンなどを提供していました。
赤いだるまのキャラが目立つお店でしたね。
中華酔軒 静岡市清水区 ラーメンとチャーシュー丼はコスパ最強
そちらのお店が台風による水害があったことなどいろいろあってから、移転することになったのです。
清水区は台風による水害や断水に遭遇していたりして、大変な場所。
同じような理由で「麺屋ARIGA」さんも移転しています。
移転 麺屋ARIGA@桜橋 静岡市清水区入江岡町の人気ラーメン店
以前は餃子や唐揚げ、爆弾肉団子など中華料理も提供していましたが、今度のお店はラーメン専門店のようです。
移転の際電気工事などいろいろありましたが、なかなか予定通りに進まず大変だったようです。
のれんがかかっていないと、ラーメン店だと認識する人はあまりいないかも。
訪問時、看板を作る予定だという話を店主さんがされていました。
移転オープン直後だったので、いろんな方面から祝花が届いていました。
超人気ラーメン店「アベズ」さんからも。
【移転】アベズ(ABE’s) 静岡市 おすすめメニューは醤油ラーメン
駐車場は隣の駐車場に5台分。
店頭に案内がありました。
以前のお店は小上がり席もありましたが、今度のお店はカウンターのみ6席。
入って右奥に券売機があり、左側には製麺機がありました。
一人で営業されて製麺までやっているので大変そうです。
NEW 酔軒(スイケン)のメニュー
醤油ラーメン、塩ラーメン、煮干ラーメンなど。
チャーシュー丼などもありました。
淡麗煮干ラーメンと味玉とチャーシュー丼
トッピングは紫玉ねぎ、メンマ、チャーシュー、味玉、ネギ、かいわれ、岩のりなど。
食べる前から煮干のいい香りがして食欲をそそられます。
一口飲むと、口の中が煮干の旨味で満たされました。
うわ、美味しいじゃないですか。
さっぱりしていますが物足りなさはなく、煮干の美味しさが十分伝わってきます。
千葉県産のカタクチイワシと伊吹いりこを使用しているのだそう。
他のラーメン店でも使われる伊吹いりことは、香川県観音寺市の伊吹島の沖合で漁獲されたカタクチイワシを用い、伊吹島で加工された煮干魚類で、伊吹漁業協同組合が取り扱うものをいいます。
これがいいダシが出るんですよね。
醤油ダレとのバランスが良く、キレのあるスープ。
細ストレート麺は自家製麺。
加水率低めでややパツンとした食感。
のど越しがよく、するするっと食べられます。
この煮干スープとの相性は抜群。
チャーシューは低温調理のもので、柔らかく肉を食べてる感があって美味しい。
スープの熱で味わいが変わってくるので、最初の方に食べるのと、後の方で食べるかは好みですね。
チャーシュー丼には、細かく刻んだチャーシューが大量に乗ります。
甘めの味付けのタレがかけられ、ご飯にもタレがしみ込んでいました。
コショーがかかっていて、スパイシーさも感じます。
甘さとスパイシーさのバランスが絶妙で美味しい。
マヨネーズをかけても美味しそうです。
最後は煮干スープをかけていただきました。
これが旨いの南野って。
店主さんとはけっこう長い付き合いですが、色んな苦労話なども聞かせていただいているので、応援したくなります。
ラーメンも開店当初からしたらかなり変わりましたね。
進化していると思います。
前の店舗で提供していた爆弾肉団子は結局食べられませんでしたが、しょうがない。
清水区では珍しい朝9時から濃厚な煮干ラーメンが食べられるお店なのです。
NEW 酔軒(スイケン)の住所・営業時間・定休日など