もう１０年以上前になりますが、超らーめんナビの達人速報で北島さんが絶賛していた居酒屋さん。
それから来てみたいとずっと思っていてやっと来ることが出来ました。
北海道ラーメン食べ歩き、利尻島に来る目的がこちらの居酒屋さんのラーメンを是非食べてみたいからだったのです。
住所 北海道利尻郡利尻富士町鴛泊字栄町
最寄り駅 なし
営業時間 夜
定休日 時期によって異なります
席数 カウンター席、小上がり席あり
駐車場 なし
電話番号 0163-82-2375
全面喫煙可
こんな方におすすめ 同僚・友人と、家族・子供と、一人で
ご夫婦で営業されているようで、ご主人は漁師さん。
自分で捕ってきたウニなどを提供しています。
他にお客さんがいない早い時間だったので、お店の人と色々お話をさせていただきながらお勧めのものを食べてみることにします。
まずはもずく。
一般的な酸っぱい味付けとは異なり、やや優しい味わい。
でこのもずく、歯ごたえがかなりあります。
噛むとコリコリするのが分かります。
これは美味しい。
こんなに美味しいもずくは食べたことがありません。
そしてラーメン。
利尻昆布を使っているのかと思い聞いてみると、使っていないとのこと。
以前とは変わったのかもしれません。
そして大将お勧めのほっけ。
北海道一ということは世界一旨いほっけだよとのこと。
確かにこんな美味しいほっけは食べたことがありません。
少し身を開くとじゅわっと汁が出てきます。
これは美味しい。
これは来てよかった。
終盤の方になるとぼちぼちお客さんが来はじめました。
日本人一人に外国人３人。
ワールドワイドなお店です。
大将も英語が喋れないので困惑気味。
そういえば、島のいたるところで外国人観光客を見かけました。
あ、ウニは今年採れなくて通常の年の３倍くらいの値段だそうです。
ウニ食べたかった・・・
※ここに来る直前にラーメン評論家 北島秀一さんがFBにてご自身が余命宣告を受けたと書いておられました。
だったらということで、魚勝さんの大将に早く元気になってまた利尻まで来てくださいとメッセージを書いていただき、帰って来たらお見舞いがてら持っていく予定でした。
北海道から帰ってきて次の週末に行こうと思っていたところ、突然の訃報が。
入院してすぐ、享年５１歳だったそうです。
金曜日新横浜での通夜に伺ってお渡しするという結果になってしまったことがとても残念でした。
イベントなどではけっこうお会い出来ていたので特に一緒に写真を撮ってもらうとかはなかったです。
まさかこんなに早くという思いと、写真を一緒に撮ってもらわなかったのを後悔しています。
以下北島さんの思い出をちょっと書いてみます。
初めて北島さんにお会い出来たのがロックンロールワンの店内でした。
当然ながら話も出来なかったので、会釈する程度でラーナビの達人さんといえば、雲の上のような存在でした。
それから当時大崎にあったジャンクガレッジで偶然隣の席に座らせていただきました。
どうやったら遠征などでいっぱい食べられますか？などと訳の分からない質問に対しても丁寧に答えてくださった北島さん。
そのうちイベントなどで頻繁にお会いすることが多くなり、食べ歩きの大先輩に色んなことを教えていただきました。
一昨年九州に行った際、再来軒で北島さんと武内さんのサインを偶然発見した時は本当に嬉しかった。
最後にお見かけしたのはもう去年のこと。
北島秀一氏ラーメン食べ歩き30周年。
受付に座っていたのを覚えています。
再来軒でサイン見つけましたと報告させていただいたら、あれは貴重なんだよと教えていただきました。
それからはんつさんのやきとり本の出版記念だったかな？
北島さんとはんつさんがガッチリ握手されていたのが印象的でした。
で、ついに私が４７都道府県ラーメン食べあるきで制覇しそうだということをFBで書いたら、こんなコメントをいただきました。
２周めからが楽しいんだよとは、経験者でないと語れないありがたいお言葉でした。
心よりご冥福をお祈りします。