JR東海道本線湯河原駅から車で7分の場所になります。
住所は熱海市ですが、最寄り駅は湯河原駅。
湯河原駅から湯河原温泉街に向かい、住宅街の山の上にあるラーメン店。
すれ違いも困難な道を上っていきます。
知らない人は来ないだろうという立地。
万葉公園の比較的近く。
坂を上っていくので、徒歩だとかなり大変かも。
こんな場所ですが、行列が出来ることもあるそう。
店名は「おうちゃん」と書いて、「わんちゃん」と読みます。
昔「王貞治」さんが「わんちゃん」と呼ばれていたのと同じですね。
湯河原町といえば、その名を全国に轟かせる「飯田商店」があります。
現在の飯田商店の前身である「つけ麺 醤太」のころから何回も来ていました。
飯田商店の前身のラーメン店で芸術的なつけ麺 醤太(しょうた)
私が日本一だと思っているラーメン店です。
あまりにも行列が激しすぎて、ネット予約制になったのは有名な話。
現在は予約困難店になってしまいました。
ほか、湯河原駅近くには「味の大西本店」があります。
味の大西は支店がいくつかあり、昔は伊東市にもあったんですよね。
本店は店の人間同士によるケンカが絶えないことでも有名。
グーグルマップの口コミを見ると、その様子が分かると思います。
そして現在では店内で写真を撮ったり、スマホを触ることも禁止になりました。
以前は写真は撮れたので、その頃の記事があります。
動画も作ってみました↓
【喧嘩?】味の大西本店 湯河原町 神奈川西部の二郎系小田原ラーメン
以前あった駐車場もなくなってしまったようです。
とにかく盛りがよくてデカ盛りマニアにはたまらないお店。
以前カツ丼とラーメンを注文したら、とんでもないことになりました。
「王ちゃん」ですがかなりの老舗で、暖簾も年季が入っています。
駐車場は店の隣の屋根が付いた部分とフェンスのところに1台分。
少し狭いので注意が必要。
こののれん、営業が終わってもしまわないので、年々表面積が小さくなっていきます。
店内も年季が入っていて、カウンター席と小上がり席あり。
何回か来ていますが、この雰囲気はたまらないものがあります。
前回はおじいちゃんとおばあちゃんがいましたが、今回はおじいちゃん一人だけ。
のどの調子が悪いらしく、しゃべることが大変なようでした。
ジェスチャーで何か伝えようとしたりしています。
気持ちは伝わってきますよ。
麦茶はセルフサービスで、冷蔵庫の中にあるので、座敷の上にあるコップに自分で注ぐシステム。
メニューはラーメンやカツ丼、タンメン、カレー、チャーハンなど。
以前湯河原の超有名ラーメン店の店主に王ちゃんに行ったことを報告したらカツ丼食べてないとやり直しと言われたので、カツ丼とラーメンにしてみます。
小田原系ラーメンというと、ジャンクなものが一般的ですが、こちらのお店は化学調味料不使用。
動物系の優しいスープに醤油の風味が際立ちます。
お店の方の優しさがよく出ています。
ほっとする懐かしいラーメン。
麺は小田原系御用達の室伏製麺。
地元湯河原町の製麺所になります。
中太平打ち麺ですね。
加水率高めでモチモチした食感。
弾力があります。
こういうピロピロ麺大好きなんですよね。
チャーシューはやや小さめですが、分厚くて少し濃い目の味付け。
こちらも美味しい。
かつどんはそんなに詳しくありませんが、注文を受けてからいろいろやっている部分がありました。
とても丁寧に作られているのが分かります。
厚めのカツが3枚くらい乗っていたかな。
ヒレ肉でジューシーなカツ。
やや甘めの味付けで、タレがご飯にしみ込みます。
これは本当に美味しい。
漬物は自家製でしょうか。
カツ丼によく合う味付けでこちらも美味しい。
カツ丼好きなら一度は食べておきたい逸品。
ここのカツ丼が世界一だと言うひともいるほどです。
今回食べたのは並のカツ丼でしたが、上カツ丼もあるんですよね。
これがもっと美味しいのでしょうか。
食べたことがあるかた、是非コメントしてください。
この雰囲気の中で食べるから、より一層美味しく感じるのでしょう。
ちなみにカツ丼が一番人気のようでした。
もう一人いたお客さんは、生姜焼き定食を注文していました。
あれ?メニューにあったっけ?
今度注文してみようかな。
美味しそうでした。
お店の方も高齢でいつまで続くか分からないので、早めの訪問をおすすめします。