久保田利伸が日本一と言ったラーメン店、蒲原館が再開オープンしました。
一旦閉店した理由は奥さんが脳梗塞になったこと、店主さんも奥さんも注文を忘れてしまうことが増え、限界を感じたことなど。
最初に閉店を決めた後、閉店を惜しむ声や跡を継ぎたいという申し出が多数あったそう。
私も本当にビックリしたのを覚えています。
当初は完全に閉店するつもりでしたが、蒲原名物の味を絶やすまいと地元企業の「スルガノホールディングス」が跡を継ぐことを決め、蒲原館の名前はそのままで復活したのです。
現在の店長さんは閉店前の去年12月から、前店主である望月さんのもとで、味を継承すべく、つきっきりで指導を受けたそう。
女性の店長さんとのこと。
そしてついに2月23日に再び開店したのです。
蒲原館は最初は旅館で、先代夫婦が一角に食堂を併設し、現在は食堂のみの営業になっています。
創業から67年の老舗食堂で、親子3代にわたって通い続けている人もいます。
JR東海道線蒲原駅の目の前、東海道沿いにある老舗人気食堂。
蒲原といえば世界的にも有名な歌手、久保田利伸さんの出身地。
久保田さんの実家は蒲原の八百屋さん。
昔は蒲原館によく来ていて、現在でも帰国すると顔を出すとのこと。
店内には久保田利伸さんのポスターが貼ってあり、ラーメン日本一というサインもあります。
以前は入って左奥にありましたが、現在は入って右奥にありました。
駐車場はお店の前に3台と店の横に7台、合計10台とめられます。
店内はけっこう広くてテーブル席と小上がり席があり、合計32人入れます。
他変わった点は券売機が導入されたこと、水やお茶、おしぼりがセルフサービスになったことなど。
訪問日は復活間もないころということで、駐車場も待ち、店頭には行列とお店に着いてから着席まで30分程かかりました。
店内従業員の方の数が倍くらいになっていてビックリ。
少しでも回転率を上げる為なのでしょう。
以前はラーメンの他にもカツ丼やチキンライス、カレー、定食などもありましたが、訪問時はラーメン、チャーシューメン、チャーハンの3種類のみ。
半チャーハンも注文可能になっていました。
揚げ餃子が入った餃子ラーメンとカツ丼おいしかったので、慣れてきたら復活してくれるのを望みます。
チャーハンは半にしようか迷いましたが、せっかくなので1人前注文。
ラーメンのトッピングはねぎ、なると、のり、メンマ、チャーシューなど。
スープは昔ながらの鶏や豚のもので、煮干なども感じられけっこう出汁感も強めです。
甘みやゴマ油の香ばしさも感じられます。
口当たりがよく優しい味わい。
これなら年配の方でも食べられそう。
ややちぢれた中細麺。
出汁感の強いスープに負けていません。
麺は以前と同じところから仕入れていると思われましたが、どうなんだろう?
チャーシューはロース肉で噛み応えがあるタイプ。
よく噛んでいただきました。
全体的にスープと麺のバランスがよくて、夢中になって食べられるラーメンだと思いました。
ほとんどの人がラーメンを食べていて、チャーハンだけの人は見る限りではいなかった。
チャーハンはネギや玉子、細かく刻んだチャーシューなどが入ります。
油はやや多めでこってりしっとりな感じ。
スパイシーさもあります。
個人的にはもう少ししょっぱくてもよかったかも。
以前より優しい味わいになったのか、私の記憶力があいまいなのか。
でもこれくらいの味付けの方が年配の方でも安心して食べられるのでしょう。
ラーメンもチャーハンも美味しくてほっとする味。
ここのラーメンをずっと食べてこられた方もいるでしょうし、地元の方々に愛されているのがひしひしと伝わってきました。
再開オープンおめでとうございます。
※2022年2月25日現在、10:30~14:30の営業、木曜定休になっています。
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静岡新聞に、「蒲原館」の営業が再開した記事が載っていました。私も何度か行きましたが、大盛ラーメンを食べました。当時はオムライスやかつ丼やチャーハンがありましたが、現在はメニューを絞っているようですね。少し落ち着いたら、浜石岳に登った後に立ち寄ってみたいと思います。
そうなんですよ、メニューを絞っています。
カツ丼美味しかったので私もまた食べたいです。