国道505号線からゴルフ場を突っ切ったり、すれ違いが出来ないような山道を登っていくと林の中に『そば処夢の舎』があります。
知っていないと絶対に来ないような場所
しかも看板がある訳でもなく、偶然通りかかっても何だか分からず通り過ぎてしまうこと必至
しかも訪問時は金、土、日の週3日のみ営業になっていてかなりハードルは高いです
実は私10年以上前に一度来たことがありました
絶対もう一度行きたい雰囲気が素晴らしい秘境そば店 夢の舎(ゆめのや)
前回はカーナビに住所を入力して行こうと思ったらたどり着けませんでした
その後スマホのグーグルマップナビで何とかたどり着いたんですよね
今回は最初からグーグルマップナビを使用
前回とは反対側の北方面から攻めてみました
駐車場は店の前に数台分
しかし狭いので出入りはかなり大変です
出来れば大きな車で行くのは避けたほうがいいです
林の中に溶け込んでいるかのよう
のれんがかかっているだけです
さっきも言いましたが、知っていなければ絶対に来ない場所
さらに一見何の店だか家かすらも分からない
ミステリアスなお店なのです
外観は沖縄の古民家という感じ
今は亡くなられたおばあちゃんの旦那さんだった方が、夢を語る場所にしようということで『夢の舎』と名付けたのだそう
もともとここは陶芸をやるための窯だったのだそう
一応テラス席もありますが、林の中に半分埋もれているような雰囲気
完全にまわりの雰囲気と同調しています
全国の古民家風のお店にはいろいろ行きましたが、ここを超えるところはなかったかと
店内は靴を脱いで上がります
たたみとテーブルがありました
そこそこ広いので、ここおばあちゃん一人でやっているかと思うと心配になってしまいます
メニューを見ると、前回はなかったスペシャルなるものがあるではないですか
一番人気と書いてありました
では、スペシャルを注文
麺が太くて茹で時間がかかるのと、おばあちゃん一人で片付けから調理までやっているので時間がかかります
気長に待ちましょう
手打ちそばにいろいろ付いてきたりトッピングが乗ってくるという感じ
小鉢、沖縄ぜんざい、マンゴージュースがついてきました
手打ちそばには本ソーキ、三枚肉、海ぶどう、あおさなどが乗ります
スープは本部町産の鰹と季節の野菜でとった出汁に、ソーキ(豚の骨付きあばら肉)の茹で汁と塩だけでシンプルに味付けしたもの
野菜の甘みも出ていますね
かなりあっさりしています
麺は白い色をしています
ちぢれていてうどんのような太さ
モチモチで弾力がありとても美味しい
自家製麺でおばあちゃんの手打ちなんですよ
ガジュマルの木の灰を使った伝統的な木灰そば(もっかいそば)なのだそう
木灰そばとは、ガジュマルの木を1年間雨風にさらして不純物を取り除いたあと、交代で見張りをしながら1週間燃やし続けて灰にします。
できあがった灰をふるって沸騰させ、一晩置くと、上澄み液ができます。
これが灰汁と呼ばれるものです。
それを練りこんだ麺は、手間こそかかるけど香りがとてもいいし、栄養もあっておばあちゃんの自信作なのだそう
海ブドウが口の中でプチプチとはじけます
美味しいじゃないですか
この雰囲気の中でたべるからいいのでしょうね
山奥の秘境そば店、是非行ってみてください
沖縄本島のなかで言えば、美ら海水族館は比較的近いので是非セットでどうぞ