東京都千代田区の新橋ニューともちん 神保町店
東京メトロ半蔵門線神保町駅A5出口より徒歩約1分。
交差点からもすぐの場所で、立地は抜群。
非常に分かりやすい場所です。
お店の隣の隣は『平大周』というラーメン店。
以前都内の『平太周 味庵』というお店は行きました。
もう20年位前でしょうか、池袋本町に『韃靼ラーメン一秀』というお店がありました。
そちらも行きましたね。
この一秀は平太周を立ち上げた一人の平山氏が経営でした。
平太周の最初の「平」は平山氏に由来するのです。
彼は平太周を立ち上げた後は、自前の店を池袋の駅から少し離れた池袋本町に「一秀」を開店させたそう。
旧土佐っ子で働いていた平山氏は、背脂ちゃっちゃ系のラーメンを作っていました。
いや～懐かしい。
石神本を見て行きましたね。
神保町といえば、伝説のラーメン店『さぶちゃん』があった場所。
今は閉店してしまいましたが、さぶちゃんの作った半チャンラーメンの美味しさは今でも忘れられません。
でさぶちゃん、小さい子供が入ってくるととても愛想が良くなり嬉しそうに子供に話しかけていました。
愛想のよさもお店が愛される理由だったのでしょう。
近くには老舗ラーメン店『伊峡』があります。
訪問時から移転したのかな？
ノスタルジックなたたずまいがたまらなくいい府雰囲気でした。
たしか『さぶちゃん』はこちらのお店出身だった気がします。
この時『さぶちゃん』と『伊峡』をハシゴしたんですよね。
なんという贅沢なハシゴ。
今でも脳裏に焼き付いています。
今東京ではちゃん系ラーメンと呼ばれるお店が大人気。
「ちゃん系ラーメン」の各店舗のメニューは多少の違いはあるものの、多くのお店は「中華そば」と「もり中華」がメイン。
外観は赤い看板に白抜きの文字を使っているお店が多いです。
「ちゃん系ラーメン」には、店舗をまとめる「ちゃんのれん組合」があります。
組合は「ちゃん系」の原点といわれる、神田の「神田ちえちゃんラーメン」をはじめ、新宿の「えっちゃんラーメン」、池袋の「ひろちゃんラーメン！」、製麺所である「達磨製麺」が運営。
この組合に加盟している店舗が「ちゃん系」になり、「ちゃん系」で修行をした人がのれん分けをして「ちゃん系」を名乗っていることが多いそうです。
だるま製麺は株式会社凪スピリッツジャパンのグループ会社。
ラーメン凪は現在海外にも多数店舗がある超人気店ですが、まだお店もないころ代々木のめじろで間借り営業をしていた頃から通っていました。
なので、西尾さん、小林さん、牟田さん、バンタムさんなどもよく見てきたんですよね。
ちなみにこの日は厨房内にバンタムさんがいらして、何十年ぶりくらいにお会いすることが出来ました。
いや～嬉しかった。
一緒に記念撮影もしていただきましたよ。
『新橋ニューともちん 神保町店』ですが、ちゃん系の中の「ともちん」ファミリーの1軒で、立ち食いのちゃん系「ニューともちんラーメン」の新橋店、川崎店に次ぐ3店舗目。
訪問時朝7:30から営業していて、朝ラーメンが食べられました。
出勤前にも食べられますね。
「味の店」「チャーシューは切りたて」、「スープは炊き立て」、「麺は茹で立て」などのラーメンの味などをアピールする看板も立てられているのが、ちゃん系ラーメンのお店の特徴のうちの一つ。
店内は細長い作りになっていて、奥に広くなっています。
カウンター10席のみ。
入って左側に券売機があり、発券すると厨房にオーダーが飛び、食券に番号が書いてあって、出来上がると番号で呼ばれるシステム。
番号を呼ばれたら提供口からセルフで受け取り、席で食べて食器を返却口に戻すセルフ方式。
人手不足で閉店してしまうラーメン店もある中で、これはいいですね。
めしは1杯無料になっています。
サービスめしは商品受取口で申告してください。
サイズは大中小指定が出来ます。
新橋ニューともちん 神保町店のメニュー
基本は中華そばのみ。
ワカメ入りや月見なども選べます。
中華そばとめしとたまご
そういえば、今は閉店してしまった凪グループの西尾中華そばもBGMがビートルズでしたね。
こちらの店舗もBGMはビートルズ。
英語も話せないのにビートルズのゆかりの地巡りにイギリスまで行った私にとっては、たまらない空間。
詳しくはブログをご覧ください。
卓上には辛味調味料のんモーホットや、青かっぱ、コショー、唐辛子、にんにくなどがあります。
はしや紙ナプキンは受け取り口にありました。
めしはラーメンを受け取る時に食べるか聞かれました。
チャーシューが麺が見えないほど乗っています。
ほかはネギ、メンマなど。
スープは豚ガラベースで比較的さらっとしています。
しょっぱめでこのスープを朝から飲むと、目が覚めるでしょう。
インパクトがあります。
麺は凪グループが運営しているだるま製麺所のもの。
ストレートの平打ち中太麺。
加水率は高めでモチモチとした食感。
表面はツルツルで啜り心地がいいですね。
チャーシューは豚バラ肉で煮込まれたもの。
噛めば噛むほど肉の旨味が襲ってきます。
大量に乗っていて、他のお店のチャーシュー麺みたいな感じ。
このお値段でこれだけ食べられるのは嬉しい限り。
セルフ方式にして人件費を抑えたり企業努力でこれが実現しています。
スープにニンニクを入れたら、これはまたよく合いますね。
最後まで飽きずにいただけます。
ご飯に生卵を入れ、スープをかけてみました。
メッチャ美味しい。
いや～美味しかった。
他のちゃん系ラーメン店にも是非行ってみたいです。