伊豆急行線伊東駅から徒歩7分、伊東の温泉街を流れる伊東大川の近くにあるラーメン店。
いでゆ橋のすぐ近くです。
駅前いちょう通りを伊東駅方面からまっすぐ歩いていくと、交差点の角にお店があります。
伊東駅周辺はよく車で走っていたので、ずっと気になっていました。
目立つ外観ですからね。
なかなか営業しているところを見かけなかったのは、夜のみ営業だったからです。
その交差点の角から斜めに伸びる「キネマ通り」という商店街がありましたが、けっこうシャッターが閉まっていて、ちょっと寂しい感じでした。
「くるまやラーメン」は東北、北陸、関東、中部地方などにお店があるラーメンチェーン店。
株式会社くるまやラーメンは、東京に本社があります。
創業者は当初うどんとそばのお店を開店させました。
ラーメン店を開業したのは1970年。
50年以上の歴史があるのですね。
けっこうな老舗。
一時期不採算の直営店舗を200店舗前後閉店したこともあり、一度の倒産を経て現在に至っています。
静岡県内では熱海と伊東にお店があります。
以前は静岡市駿河区にもお店がありました。
そちらには私も30年くらい前に行ったことがありましたね。
営業時間は訪問時19時から24時くらいのようです。
食べログには、19時から20時頃開店、24時半頃~深夜2時頃閉店と書いてありました。
しかも不定休。
けっこうハードルは高めです。
電話をしてから行くことをおすすめします。
外観はメチャメチャ年季が入っていました。
赤い下地に白い文字。
大勝軒や家系ラーメン店でよくみられる、鉄板な組み合わせ。
目立つ組み合わせなのでしょう。
好きな人にはたまらないけれど、初めての人や、潔癖症の人には厳しいかも。
店内は結構広く、カウンター席18席、4人用テーブル席6で合計42席。
店内も期待通りかなりノスタルジックな雰囲気。
これは私のようなマニアにはたまらない空間。
メチャメチャ年季が入ったテーブルとイス。
先ほども言いましたが、こういうのが苦手な方にはおすすめ出来ません。
たばこ臭い店内ですが、我慢します。
厨房にはおじいちゃんとおばあちゃん。
この席数をふたりで営業しているのだからスゴイ。
なので、料理など提供までに時間がかかることもあるので時間に余裕を持っていくことをおすすめします。
開店と同時に入店しましたが、後からお客さんがポツポツと入ってきました。
アルコールを飲まない客は私だけで、他のお客さんは何かしら飲んでましたね。
定食から麺類、一品料理などいろいろ揃っています。
半チャンラーメンのセットがなかったので、半チャーハンが出来るか聞いてみたら出来るとのこと。
普通のチャーハンの100円引きでした。
ラーメンとチャーハンを両方単品で注文するのとほぼ変わらないですね。
味噌ラーメンのトッピングはもやし、にんじん、かいわれなど。
もやしなどは炒められた感じはなく、茹でてありました。
スープはさらりとしていて、味噌が主張しているもの。
味噌汁のような感じもします。
黒胡麻が浮いていました。
ニンニクの風味も感じられ、ジャンク感があります。
これが中毒性がある要因の一つなのでしょう。
味噌ラーメンがくるまやラーメンの一番人気なのにも納得。
これは一度食べたら忘れられない味。
太麺はややちぢれています。
加水率高めでモチモチした食感。
短めですすりやすいです。
ジャンク感のあるスープによく合いますね。
半チャーハンには紅ショウガが添えられていました。
普通サイズのチャーハンを食べたことがないので、この量が本当に半分くらいなのかわよく分からず。
たまご、チャーシュー、なると、ネギなどが入っています。
色鮮やかでいいですね。
ところどころ焦げ目がついていて、これが食欲をそそる香ばしさを出していました。
ぱらっとした仕上がり。
味付けはやや濃い目で、ビールによく合いそう。
となりでおじさんたちが、ビールをガンガン飲みながら、餃子などを食べていました。
メッチャ美味しそうで羨ましい。
夜この周辺に泊まったことがありましたが、夜ここで飲めばよかった。
今や静岡県内では伊豆の2か所でしか食べられない、貴重なお店なのです。