JR東海道線他横浜駅より徒歩6分、交通量の多い道路沿いにあるラーメン店。
まわりは店舗かビルが多数あり、人はかなりたくさんいる場所。
首都圏でラーメンの食べ歩きを始めた20年以上前に一度来ています。
店主の吉村実さんは、以前長距離トラック運転手でした。
その後ラーメンショップでラーメン作りを学び、1974年に吉村家をオープンさせます。
最初は杉田駅付近でしたが、1999年に現在の場所に移転しました。
提供されるラーメンは豚骨醤油スープで極太ストレート麺のいわゆる家系ラーメンの元祖であり、総本山を名乗っています。
吉村家で修業を経てのれん分けを許されると直系店舗と言われ、吉村実から手渡された「家系皆伝」の書が飾られています。
一度直系になりましたが、その後そうでなくなったお店もあるんですよね。
食べログでは3年連続百名店に選ばれました。
吉村家は通し営業ですが、平日でも常に行列が絶えない超人気ラーメン店。
一番空いている時間帯でも20人待ちくらいはありそうです。
ただ、回転はかなり良くて見た目ほど待たずに済むんですよんね。
並ぶ前に店内で食券を買い、一番後ろに並びます。
店員さんがそう告知してくれるので、初めての人でも大丈夫。
店内はカウンター席と小上がり席がありましたが、カウンター席しか稼働していませんでした。
カウンター席は全部で26席。
厨房を囲うように配置されています。
水はセルフサービス。
全席禁煙です。
食べログには店内撮影禁止と書いてありましたが、お店の方に聞いたら厨房内と他のお客さんが映らなければ自分が食べてるところの動画撮影もOKとのこと。
ラーメンとチャーシューメンがあり、それぞれ中盛りと大盛りがあります。
ほかほうれん草などのトッピングが多数。
食券を買うとプラスチックの券が出てきます。
そちらをカウンターの上に置いておくと、麺の硬さ、油の量、味の濃さなど好みを聞いてきてくれます。
トッピングはほうれん草、のり、チャーシューなど。
食べる前から鶏油のいい匂いがします。
たまらなく食欲をそそられるんですよね。
見た目黄金色の美しいスープ。
醤油とんこつのスープは、一日で豚骨1トン・鶏ガラ500羽分が使用され、1500杯提供されるそう。
他野菜や乾物系などを長時間煮込み、コクのある味わいになっています。
表面を覆う鶏油が家系ラーメンの特徴の一つ。
これがメチャメチャ美味しい。
キラキラ輝いていて見た目も美しい。
わざわざ鹿児島から仕入れているそう。
太ストレート麺は短くて啜りやすいもの。
加水率高めでモチモチしています。
家系ラーメンではよく名前を聞く『酒井製麺』のものを使用。
静岡県内でもここの麺を使っているところがいくつかあります。
大きめの海苔に豆板醤やニンニクを乗せて、麺をくるんでいただきます。
これがたまらない美味しさ。
一度やったらまたやりたくなる食べ方。
チャーシューは燻製されたもの。
口に入れた瞬間に燻製のスモーキーな香りが広がり、噛むと肉の旨味が溢れ出します。
これは美味しい。
燻製チャーシューを使っている家系ラーメン店は多いのだろうか?
ご存じの方教えてください。
この風味がスープにも溶け込んでいて、何とも言えない不思議な味になっていきます。
数十年ぶりの家系総本山でしたが、大満足でいただきました。
いやはや、本当にすごいお店ですね。
家系ラーメン好きなら一度は行きたいお店なのです。
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東静岡の「家系とか ぶらいあん」は燻製チャーシューですね。
そうなんですね、情報ありがとうございます。今度行ってみます。