伊豆箱根鉄道駿豆線修善寺駅から車で7分、温泉でも有名な観光地修善寺のど真ん中にある食堂。
目の前は桂川、桂川にかかる赤い虎渓橋、その向こうには筥湯、独鈷の湯があり隣が修善寺という好立地。
修善寺という寺があるとは知らなかったのが恥ずかしい。
土産物店も多く観光客が多数歩いている場所。
車で向かうと道路が狭い場所があるので、注意が必要です。
1961年創業なので、今年で60年目。
かなりの老舗です。
駐車場は店の横に2台分くらい。
外観はノスタルジックな感じでそそられます。
店頭には魚が泳ぐかめや、植物がが多数置いてありました。
癒されますね。
店内は昭和の食堂という雰囲気。
ご夫婦と思われる年配の方2人で営業中。
通し営業なのがありがたい。
カウンター席とテーブル席、座敷席がありました。
熱帯魚や金魚の水槽が多数あり、待っている間も癒されます。
空いていれば窓側の席に座るのがおすすめ。
外の景色も見えますしね。
お客さんは観光客がほとんどかと思いきや、地元の方も結構来るようです。
ラーメンなど麺類がメインですが、餃子やカレーライス、チャーハン、丼物、スープなどがあります。
ラーメンのトッピングはネギ、のり、メンマ、チャーシューなど。
スープは昔ながらの鶏など動物系の醤油味。
油もそんなに浮いていなく胃に優しい味わい。
食べるとホッとする味。
中太ちぢれ麺は予想とちょっと違いました。
弾力がありツルツルシコシコとした食感。
縮れ具合がけっこうなもので、こういう麺好きなんですよね。
色はかんすいの黄色で昔ながらっぽい。
チャーシューは脂の部分が少なく噛み応えがあります。
さっぱりしていておじさんにはこれくらいがいいですね。
チャーハンは黒米入り玄米チャーハンになります。
色は真っ黒で、たまご、にんじん、ネギ、玉ねぎ、タケノコなどが入っています。
真っ黒いチャーハンといえば、京都の新福菜館、静岡県だと富士市のラーメン井出などでも食べられます。
真っ黒チャーハンとノスタルジックラーメン 井出 静岡県富士市
ですが、こちらのチャーハンは醤油黒さではなく米の黒さなので味が全く違いますね。
黒米は地元修善寺の名産品だそう。
滋養強壮・胃腸を丈夫にし造血作用があり、他の米と比べてたんぱく質、ビタミンB1、B2が多く含まれていることから健康食品として人気があるそうです。
一粒一粒がやや硬めでで噛み応えがあるもの。
ややしょっぱめで素朴な味。
体にも良さそうな感じ。
普通の中華料理店のチャーハンを期待しているとちょっと違うものですが、これはこれで美味しい。
47都道府県で色んなラーメンやチャーハンを食べてきましたが、こんなチャーハンは初めて見ました。
修善寺に観光に来たらお店の歴史ある雰囲気と、黒米チャーハン、是非味わってみてください。