新東名新富士インターから車で5分、JR身延線富士根駅からも車で5分の場所にある食堂。
ネットで見かけてノスタルジックな外観で是非行ってみたいと思っていました。
昭和49年創業の老舗食堂。
店の前の道はけっこう狭いのですが、交通量はそこそこあります。
西冨士バイパスと国道139号線の間ですね。
少し小高い場所にお店がありました。
駐車場は8台分で店の横にあり、トイレは店外にあります。
カブが置いてあり、出前機が付いていたので、出前もやっているのでしょう。
この出前機って現在日本で1社しか製造していません。
マルシン出前機というそうです。
昭和40年頃から作られているロングセラー商品。
これが本当に優れモノでそばなどは常に水平に保たれます。
エアーサスペンションの原理と同じらしい。
1964年の東京オリンピックや1972年の札幌オリンピック冬季大会の時に、出前機で聖火を運んだというのだからスゴイ。
そんなバイクを眺めながら表に行くと、のれんがかかったノスタルジックな雰囲気がたまらない食堂が現れます。
店頭のラーメンがいい具合に年季が入っていてそそられます。
店内はテーブル席と小上がり席があり、これまた期待通りノスタルジックな雰囲気。
お店の方はご夫婦でしょうか。
動画撮影の許可をいただこうと話したら、快く許可をいただきました。
昼時はかなり混雑するようですが、通し営業で時間をずらして行ったので、お客さんは数人ほど。
じきに貸し切り状態になりました。
麺類はラーメン、うどん、そば。
丼物、定食類、一品料理などがあります。
豊富なメニュー数ですね。
ラーメンのトッピングはネギ、のり、チャーシュー、メンマ、なるとなど。
スープは動物系中心でさっぱりしたもの。
野菜などの風味も感じられます。
油っこくなく醤油の風味も控えめでゴクゴク飲めるスープ。
昭和のラーメンといった感じ。
細ちぢれ麺はシコシコとした歯ごたえ。
濃い黄色なのが昔ながらの麺という感じでいいですね。
食べるとほっとして昔懐かしくなるそんなラーメン。
チャーシューは表面が赤い色をしたタイプ。
これも最近ではあまり見かけなくて、発見すると嬉しくなっちゃいます。
噛み応えのあるもの。
メンマは細切りでサクサクとした歯ごたえ。
後から知ったのですが、半チャンラーメンはメニューにはありませんが出来るみたいでした。
知らずに1人前ずつ頼んでしまった。
チャーハンはしっとりでもパラパラでもなく何と表現していいか。
よく炒められています。
油っこくもなく比較的さっぱりした感じ。
味付けは控えめで優しい味わい。
こういうお店って何を食べても美味しそうですよね。
次回はあつあつ人気第1位と書いてあったチャーシューワンタンメンと半チャーハンを食べてみたいです。