※閉店しました
静岡鉄道静岡清水線入江岡駅より車で4分、清水の次郎長で有名な梅蔭禅寺の近くにあるラーメン店。
梅蔭禅寺には次郎長の墓があります。
お店があるのは柳宮通りで、少し海側は次郎長の生家がある次郎長通り。
清水の次郎長とは、幕末に活躍した博徒・実業家。
養家没落に伴い、博徒となり,やくざ仲間で名をあげて清水に縄張りをもっていました。
次郎長伯山と異名をとった三代目神田伯山の講談から広まり、広沢虎造の浪曲(ラジオ放送、レコード)、その映画化で「海道一の親分」として取り上げられ人気を博します。
大政、小政、森の石松など、「清水二十八人衆」という屈強な子分がいました。
清水区では知らない人はいないのではないでしょうか。
清水は全国的にも有名なアニメちびまる子ちゃんの舞台にもなっていて、作者のさくらももこさんが育った町でもあります。
エスパルスドリームプラザ内には、ちびまる子ちゃんの世界が楽しめるミュージアム「ちびまる子ちゃんランド」があります。
以前お邪魔した蘭蘭もすぐ近く。
調べたら6年前に一度来ていました。
その時メチャメチャ衝撃を受けまして、いつか再訪しようとずっと思っていたんですよね。
駐車場はありません。
外観は普通ですが、中が見えないので入ったことがない人は躊躇してしまうかもしれません。
店内に入ると大量のグラスに手作りの真っ赤なイス、よく煮込まれていそうなおでん、色んなものがゴチャゴチャと置いてあります。
店内はテーブル席と小上がり席あり。
おばあちゃんが座っていました。
特に目を引くのがレジ。
手動式でおばあちゃんによると70年以上現役なのだそう。
まだ動くよとのこと。
とにかく物が多い。
好きだな~このゴチャゴチャした感じ。
私物だか何だか分からないものが所狭しと並べられています。
メニューは奥のテレビの上に貼ってありました。
メニューの左側の冷蔵庫にはウイスキーなどの小瓶が大量にあったり、その上にある置物は何だろう?
私も全国47都道府県のラーメンを食べてきましたが、こんなにすごい店はなかなかありませんでした。
テーブル上には年季が入った調味料があり、この酢の容器が面白い。
フタをしてある謎の中が黒い液体。
営業時間は昼から夜まで通しのようでした。
定休日は特になく、閉まっている時もあるようです。
ラーメン、カレー、うどん、焼きそば、お好み焼き、チャーハンなど意外と種類が多い。
おでんは一本50円。
酒のつまみになりそうな一品料理もありました。
ここで飲んでみたい。
使い込まれた丼がいい感じ。
ラーメンのトッピングはメンマ、チャーシュー、のり、ねぎなど。
スープは昔ながらの醤油味で香ばしさも感じられます。
何の香ばしさだろう?
やっぱり昔ながらの味ってほっとするのがいいですね。
醤油の風味も穏やかで優しい味わい。
中太ちぢれ麺は柔らかい仕上がり。
モチモチしています。
チャーシューは豚バラで小ぶりなものが4枚ほどあり、脂身の部分がとろける美味しさ。
先ほど何だか分からなかった謎の黒い液体をラーメンに投入。
豆板醤のようでした。
こういうスープにはコショウが定番。
餃子は羽根つきになっていて皮が分厚くモチモチしたもの。
この皮手作りなのだろうか、気になります。
ご存じの方がいらしたら教えてください。
表面に黒い粒が見えましたが何だか分からず。
薄い皮の餃子を勝手に想像していたのでこれにはビックリ。
中身はニンニクが少し効いていて肉と野菜がバランスよく入ったもの。
最初は酢コショウ、その後醤油を入れていただきました。
この餃子は醤油の方が合ってますね。
今時こんなお店ってなかなかないですよね。
雰囲気を楽しむお店、気になる方は是非行ってみてください。