静岡鉄道静岡清水線県立美術館前駅から徒歩1分、南幹線沿いにあるラーメン店。
以前蔵の助というラーメン店があった場所です。
けっこう人は入っていたと思っていましたが、閉店してしまいました。
数種類の産地から味噌が選べたり、炙りチャーシューが美味しかったりして人気だと思っていましたが、どうしたのでしょう?
十二分屋は2013年に滋賀県彦根市で開店、現在は全国14店舗で、こだわりの醤油ラーメンを提供しています。
地域の幅広い年齢層のお客様に、毎日行っても飽きの来ない、気軽に普段使いしていただけるラーメン屋、そんなお店を目指しておりますとのこと。
同じ通り沿いには超人気店「麺や厨」があります。
車通りはかなり多い場所なので、立地はいいはず。
駐車場は20台分くらいあります。
それにしてもド派手な外観で目立ちますね。
店内はカウンター席、テーブル席、座敷席など全部で50席ほどあり、かなり広い店内。
通し営業で中途半端な時間にお邪魔したので入店時他にお客さんはいませんでしたが、後からぞろぞろと入ってきました。
やっぱり皆さん新店は気になるようで・・・
訪問日はオープニングセール開催中でラーメンは3種類のみの販売。
通常時のメニューは濃い口しょうゆラーメン、鶏とハマグリラーメン、白醤油の柚子塩ラーメン、豚骨魚介つけめん、辛えびつけめん、白ごまつけめん、油そばなど。
他チャーハン、唐揚げ、餃子、豚丼などがあり、どれも美味しそうなんですよね。
そしてお得なセットメニューが12種類もあります。
これが素敵なラインナップで、組み合わせが色々あって迷ってしまう。
値段も手ごろでついつい注文したくなるもの。
8番のセットになります。
ラーメンのトッピングは穂先メンマ、チャーシュー、ネギなど。
スープは真っ黒な見た目で、飲んでみると醤油の風味が際立っています。
表面には鶏油や背脂がけっこう見られて、鶏の風味も感じました。
一瞬しつこそうなスープなのかと思いきや、そんなことはありませんでした。
お店の看板にも書いてありましたが、滋賀県彦根市水谷醤油醸造場 本醸造しょうゆ「生地なり」を使っているとのこと。
他ハマグリなどの貝や昆布が遣われていて、奥深い味わいになっています。
醤油好きな人にはたまらないかも。
最近醤油の風味を前面に出してくるラーメン店が増えたような気がします。
焼津市の粋蓮華や麺創房LEOなどが醤油にこだわったラーメンを提供していますね。
中細麺は弾力があり柔らかめの仕上がり。
スッキリしたスープによく合います。
チャーシューは低温調理のものと焼き目がつけられたものが1枚ずつ。
どちらも大きくて食べ応えがありますね。
低温調理のものはしっとりとした仕上がりで、スープに沈めてからいただきました。
焼き目が付いたものは香ばしい仕上がりで食欲をそそられます。
十二分屋は醤油ラーメンだけでも数種類あり、それぞれ使っている醤油が全く違ったりとかなりのこだわりが見られました。
チャーハンにはサバ節と宗田節の特製醤油ダレが使われ、醤油の香ばしさがたまらなく食欲をそそります。
ネギ、たまご、チャーシューなどが入っていてぱらっとした仕上がり。
少し焦げ目がついていたりしてとても美味しい。
町中華のチャーハンもいいのですが、こういうチャーハンも好きなんですよね。
唐揚げは大き目のものが2つ。
とても一口では食べられない大きさ。
静岡県産のヤマシラタマという醤油とにんにく、しょうがなどで味付けされています。
外の衣はサクッと、中はとてもジューシー。
何もつけなくても美味しいけど、マヨをつけて食べるとたまらなく美味しい。
注文された品が運ばれてくると同時に、伝票が渡されます。
その伝票を入口まで持っていき、機械にかざすと合計金額が表示されるので現金を機械の中に入れます。
券売機でなくてこんな風にするのはどんなメリットがあるのだろう?
ご存じの方がいらしたら教えてください。
お会計を終わらせるとお店の方が「いつも見てます、チャンネル登録もしていますよ、応援してます、頑張ってください」と言っていただけました。
特に女性から言われるととても嬉しいです。
特に女性の方、また見てください。
この醤油ラーメンは醤油好きなら一度は食べてみてほしいです。
鶏油がタップリ入っていましたが、意外としつこくないんですよね。
いいものを使っているのでしょう。
さすが醤油をウリにしているお店なだけありますね。
醤油ラーメンだけでもメニューによって違う醤油を何種類も使い分けたり、チャーハンや唐揚げなどに使う醤油も違うものを使っていたりと、とてもチェーン店とは思えないこだわり。
ビックリしました。
これは1回行ったくらいでは良さが分からないかもしれません。
何回か行ってみようと思いました。