大井川鐡道千頭駅より徒歩5分、駅を出て踏切を渡り大井川を上流に向かい歩いていくと橋のたもとに信号があり、左に曲がると右側にある老舗食堂。
以前はここの先を上っていったら偶然長崎ちゃんぽんののぼりを見つけ、入った記憶があります。
完全に住宅街、しかも千頭で長崎ちゃんぽんですからそりゃもうビックリでした。
まさか千頭の山奥に長崎ちゃんぽんがあるとは Cafe はっくる
けっこう急な坂道の途中にあります。
実は来るのは2回目。
駐車場は道路を挟んで店の向かいと店の横にあります。
民家っぽい店構えがノスタルジックでいい雰囲気。
1階の店内はカウンター席とテーブル席があり、昼前でしたが店内ほぼ満席でギリギリ座れました。
2階は宴会などが出来る座敷席があるようです。
店内もノスタルジックな雰囲気がたまらない。
壁には有名人のサインや寸又峡温泉、奥大井湖上駅、千頭駅などのポスターが貼ってあったりします。
中でも押さえておきたいのは寅さんでしょう。
この写真を撮るにはここの真下の席に座れないとならないので、運も必要です。
他のお客さんがいたら撮れませんからね。
前回も今回も偶然写真が撮れる席に座れました。
40年前、近くで「男はつらいよ」の撮影を終えた渥美清さんが、ふらっと来店。
雰囲気を気に入り、その後店は映画の撮影にも使われたと聞きました。
店内は地元のおじさんが少し、他は観光客のようでした。
私は川根方面に親戚がたくさんいるので、そのおじさんたちのしゃべりを聞いていると田舎に帰ったような気分になります。
この日は週末でしたが、平日ならもっと地元客が多いのかもしれません。
お茶や水はセルフサービス。
やっぱり川根のお茶は美味しい。
小さいころから川根茶で育ってきた私にとっては懐かしくほっとする味なのです。
チャーハンなどご飯類と、麺類はラーメンとそば、定食類などもあります。
ヤマメ天丼やヤマメ天ぷらそばげ気になるところ。
店主さんは中華のお店で修業経験があるそうです。
前回もそうでしたが、今回もやっぱりお店おすすめの担々麺。
小ライスはフタつきで冷めない様になっているのが嬉しいポイント。
レンゲは穴あきとそうでないものの2種類。
トッピングはひき肉、青梗菜、ネギなど。
ゴマ風味のスープは濃厚で飲むというより食べるといった感じ。
最初からそこそこの辛さがあります。
自家製ラー油を使っているとのこと。
けっこうインパクトのあるスープ。
本格的で担々麺といえばコレという味。
でも一度食べると忘れられなくなります。
中太麺は加水率高めで柔らかめの仕上がり。
最後は残ったスープをご飯にかけていただきます。
この時穴あきレンゲが役に立つんですよね。
さすがおすすめの食べ方、最後まで美味しくいただきました。
そういえば麻婆豆腐丼もおすすめになっていましたが、四川風でカラシビなのだそう。
次回は是非そちらも食べてみたいです。
ツーリング途中のお客さんもけっこう来るようで、私が食べていた間も続々とお客さんがやってきて外に行列が出来ていました。
かなりの人気のようでした。