2021年12月19日に一旦閉店します。
理由は奥さんが脳梗塞になったこと、店主さんも奥さんも注文を忘れてしまうことが増え、
限界を感じたことなど。
蒲原出身である久保田利伸が日本一美味しいと言ったラーメンが食べられる蒲原館。
最初は完全に閉店する予定でしたが、蒲原名物の味を絶やすまいと地元企業が跡を継ぐことを決め、蒲原館の名前はそのままで、後継店舗が来年1月末に開店予定とのこと。
最初に閉店を決めた後、閉店を惜しむ声や跡を継ぎたいという申し出が多数あったそう。
中でも地元蒲原の「スルガノホールディングス」という企業が、現在の蒲原館の店主である望月さんにレシピをすべて教わり、味を引き継いでいくとのこと。
【閉店】理由など詳しくはこちらの記事をご覧ください
愛された食堂「蒲原館」12月閉店 自慢の味継承に地元企業名乗り
蒲原館は最初は旅館で、先代夫婦が一角に食堂を併設し、現在は食堂のみの営業になっています。
体力の衰えなどもあり一旦閉店を決まったものの、継続されると知り一安心。
JR東海道線蒲原駅の目の前、東海道沿いにある老舗人気食堂。
創業は67年前で、地元の人にずっと愛されてきました。
駐車場はお店の前と横に10台分、蒲原駅前のロータリーの一角に2台とめられます。
店内には久保田利伸さんのポスターが貼ってあり、ラーメン日本一というサインもあります。
久保田さんの実家は蒲原の八百屋さん。
昔は蒲原館によく来ていて、現在でも帰国すると顔を出すとのこと。
店内はけっこう広くてテーブル席と小上がり席があり、合計32人入れます。
平日の夜の部開始直後にお邪魔しましたが、けっこうお客さんが来ていてビックリ。
閉店することが決まってから確実にお客さんが増えました。
配膳担当の女性の方も以前とは比べ物にならないスピードで動いていました。
これは大変だ。
麺類はラーメンのみで10種類あります。
丼物はカツ丼など4種類。
ご飯類はチキンライス、オムライス、チャーハン、カレーライスなどがあります。
他定食もいくつかあります。
揚げ餃子ラーメンがあるのに単品で揚げ餃子がないのが不思議なところ。
理由をご存じの方がいらしたらコメントをいただけると助かります。
こちらのお店いつも思っていましたが、提供時間はけっこう早い。
これもいつものことですが、普通のラーメンが600円、揚げ餃子ラーメンが700円で100円しか違わないという理由でこちらにしてみました。
何と揚げ餃子が4つも乗っています。
これはお得感があります。
他トッピングはねぎ、なると、のり、メンマなど。
スープは昔ながらの鶏や豚のもので、煮干なども感じられけっこう出汁感も強めです。
甘みやゴマ油の香ばしさも感じられます。
ややちぢれた中細麺は加水率低めでパツンとした食感。
出汁感の強いスープに負けていません。
揚げ餃子は肉や野菜がバランスよく入ったもの。
アツアツで皮はサクサク、中身はジューシーでとても美味しい。
いきなりがぶっといくとやけどします。
なので最後の方まで残しておいてからいただきました。
全体的にスープと麺のバランスがよくて、夢中になって食べられるラーメンだと思いました。
実際ラーメンを食べているお客さんが多かったです。
カツ丼もけっこう人気なんですよね。
男性客はラーメンもカツ丼も食べる人がいました。
丼のフタの上に漬物がのっていて、わかめの味噌汁とお茶が付いてきます。
衣が厚くて中身は噛み応えのあるロース肉。
甘みは抑えてありこれはうれしい配慮。
けっこう甘いカツ丼ありますからね。
玉ねぎが柔らかく煮込まれていてこれもまた味がしみ込んで美味しい。
次回はまだ未食のオムライスやチキンライスも食べてみたいです。
後を継いでくれる人が名乗りを上げてくれて本当に良かったですね。
またお邪魔します。