JR伊東線伊東駅から徒歩2分、観光地伊東市にあるラーメン店。
ラーメンの鬼と言われた支那そばやの佐野実氏のもとで修業し、のれん分けを許されたラーメン店。
のれんに支那そばやと書いてあるので、必見です。
ラーメンマニアの間でもここが好きという人は多く、人気があります。
関東方面からここを目指してくる方も多数います。
某酒蔵の社長さんは毎週通っているんだとか。
「バナナマンのせっかくグルメ」という番組にも出ています。
何回も来ている好きなお店です。
店主さんのラーメン作りを見ていると、魂が入っているというか、オーラが凄いというか、とにかく圧倒されてしまいます。
そんなラーメンを求めて、幅広い年齢層のお客さんが訪れます。
駐車場はありませんが、近くにコインパーキングが多数あります。
店内はカウンター席のみ。
店主さんの平ざるを使った湯切りは見事で、ここに来たら見逃してはいけないポイントです。
店内動画撮影禁止とのことで、店内はスライドショー形式になっています
主なメニューは
ラーメン(豚バラ)
ワンタンメン(豚バラ)
チャーシューメン(肩ロース)
チャーシューワンタンメン(肩ロース)
まるとくラーメン(チャーシュー2種、ワンタン、味付け玉子)
このメニューでそれぞれ醤油と塩が選べます。
食べる前からラーメンからは醤油のいい香りがします。
トッピングはワンタン、チャーシュー、ネギ、メンマ、のりなど。
スープは表面が鶏油で覆われていて、鶏ガラなどの動物系と魚介系、野菜などを使ったもの。
スッキリしていますが、旨味が何十にも重なり合った奥深い味わい。
出汁感が感じられる個人的に大好きなタイプです。
この出汁感を醤油がうまくまとめています。
ワンタンは自家製で皮がなめらかでチュルンと口の中に入ると、肉汁がジュワっと出てきます。
これはチャーシューもワンタンも両方食べたいところ。
中細ストレート麺は国産小麦を使った自家製麺になります。
しなやかでシルクのような滑らかなのが支那そばやっぽいです。
そんな感じながら噛んだ時の歯切れの良さも特筆もの。
こちらもかなりのハイレベル。
麺の量はけっこう多めです。
メニューの中でもチャーシューは2種類あり、チャーシューワンタンメンは肩ロースのもの。
柔らかくて肉の旨味がぎゅっと閉じ込められています。
ここまで美味しいチャーシューにはなかなか巡り合えません。
メンマはスープの邪魔をすることなく、それでいてしっかり味が主張しています。
コリっとした噛み応えです。
個人的に静岡県内でも完成度の高いラーメンといえばここが挙がってきます。
もう凄すぎて私ごときがいろいろ語るのも恐れ多いといった感じです。
佐野実さんといえば、以前東京ラーメンショーで佐野ジャパンとして出店していた時に、開店1時間以上前から先頭に並んでいたら、「早くからありがとう、これ食べる?」といってチャーシューをくれたのを覚えています。
テレビ番組の「ガチンコラーメン道」では鬼のようなふるまいをしていましたが、実はいろんな人に慕われるとてもやさしい方でした。
なので今でもラーメン界に対する影響力は絶大で、佐野さんの名前は今でもよく出てきます。
話を戻すとこちらのお店、何回も来たことがあるのですが、家から2時間以上かかるんですよね。
近かったらもっと通いたいお店なのです。
ラーメンも年々進化しているのが分かったのでした。