静岡鉄道静岡清水線柚木駅から徒歩18分、静岡県立大学小鹿キャンパスのすぐ近くにある町中華の老舗。
大学の前にあるローソンのところを入っていくと、左側にお店があります。
駐車場はローソンとお店の間くらいに案内がありそこに数台、店の横の奥にも数台とめられます。
もう何十年も前に一度だけ来たことがありました。
何を食べたのかも覚えていません。
わずかに覚えているのは当時親父さんが厨房にいて、留学生のバイトさんと仕事をしていました。
親父さん英語を話していたような記憶があります。
調べたら、ご主人若いころアメリカで調理人をしていたのだそう。
現在はおばあちゃんが厨房に立ち、女性の方が配膳などをしていました。
こちらのお店、もとは別の場所にあり、現在の場所で31年、その前は16年、合計47年の歴史があります。
個人的には老舗は本当に尊敬すべきお店だと思っていて、長年続いてきたことに敬意を表するとともにその続いてきたのには何か理由があると思っています。
日本全国のラーメン店を食べ歩いていますが、最優先で行かねばと思っているのは50年以上続いている老舗ラーメン店です。
数えるほどしかありませんが、創業100年以上のラーメン店も全国で何軒か食べてきました。
静岡県だとまるなかそばが創業100年以上ですよね。
で、店内はカウンター8席と小上がり席が40席、合計48席あります。
入口を入ってすぐにカウンター席と小上がり席が少しあり、奥にかなり広い小上がり席があります。
想像以上に広いので、初めて来た方はビックリすると思います。
奥の小上がり席横には本棚があって大量の漫画本があります。
ここはマンガ喫茶かと思うくらいあります。
訪問時は夜しか営業しておらず、開店してすぐくらいにお邪魔しましたが、カウンター席は常連さんで埋まっていました。
すでに酒盛りが始まっていました。
奥の小上がり席に座ります。
餃子だけでも10種類、ラーメンは20種類くらい?、ご飯ものや定食も数十種類、チャーハンも何種類かあります。
餃子は手作りで、シソ餃子とくるみ餃子はミスター太郎が発祥なんだそう。
ものすごく迷います。
あれも食べたい、これも食べたい。
でもラーメンのチャンネルだし。
ラーメンは食べねば。
激辛ラーメンも人気のようです。
太郎ラーメンは生姜醤油で漬け込んだ豚もも肉の唐揚げが一枚乗るのだそう。
メッチャ美味しそう。
あれもこれも食べたくていっぱい頼んじゃいました。
あ、家を出る前に野菜を食べてきたので、血糖値の急激な上昇を防げるはず。
これだけ食べれば効果ないか(笑)
まずは焼肉ラーメン。
トッピングは豚バラ肉、ネギ、のり、メンマなど。
ベースはあっさりしていてしょっぱめで油も少な目。
そこにオリジナルのたれで甘めに味付けされた焼肉が乗ります。
これは食欲をそそります。
焼肉だけでも美味しいと思われるのに、麺と一緒にすするとこれまた格別。
細ストレート麺は加水率低めでややパツンとしたもの。
昔ながらのお店というと黄色いちぢれ麺を想像していたのでこれにはビックリ。
そしてガーリックチャーハン。
単品で注文したので半チャーハンではないです。
スープが付いてきました。
けっこうなボリュームです。
一口食べると、おお~ニンニクが効いています。
大さじ1.5のニンニクを入れているのだそう。
ニンニク好きにはたまらないですね。
私もニンニク好きだからこれを頼んだわけで。
全体的に塩加減は濃い目でしっとりした感じです。
自家製のチャーシューがところどころに見られます。
ぱらっとした仕上がりです。
これはクセになります。
そしてシソ餃子。
10種類ある餃子もすべて手作りなんだそう。
皮は厚めでモチモチしています。
3つからたのめるので3つにしましたが、大き目です。
しそのさわやかな香りが口の中に広がります。
これはクセになりそうな味。
ラーメンもチャーハンも頼んでいるからこれで良かったのかも。
まずは何もつけずにそのままいただきます。
ニンニク、ショウガ、シソが入っています。
ニンニクでこってりかと思いきや、シソの酸味が絶妙でいくらでも食べたくなるもの。
これは美味しい。
今回は酢とコショウが揃っていたので酢コショウでいただきます。
ラーメンとチャーハンをそれぞれ1人前ずつ食べた後でしたが、美味しいのでパクパクいけちゃいます。
3つでしたが大きいので他のものと一緒に頼むなら3つでいいかな。
全体的に塩分濃い目の味付けではありましたが、これがクセになるんですよね。
住宅街にある町中華の名店なのでした。
親父さんこの日は見られませんでしたが、お元気なのでしょうか。
近況をご存じの方がいらしたらコメントをいただけると助かります。