JR東海道線静岡駅から車で17分、住宅街の中にあるラーメンやおでん、焼きそばなどが食べられるお店。
もう数十年前ですが、軽トラックにウルトラマンの人形が乗っている車が静岡市内のあちことを走り回っていました。
正式名称ではありませんが、「ウルトラマンの店」と呼ばれていたラーメン店もこの近くにありました。
一度だけお邪魔したことがありますが、店内には猫が多数いて獣臭い。
店主さんはいろいろ器用な方で、どこまで本当だか分からない話を1時間ほど聞かされました。
海鮮がたくさん入ったラーメンをいただきましたが、普通に美味しかったです。
今となってはいい思い出なのです。
で鈴木園ですが、外観は営業しているのかよく分からない状態。
今まで私が訪れてきた数千軒のラーメン店の中でも最強クラスです。
店内に入ると雑貨や食料などが少し売っています。
しかし本当に売る気あるのかなという状態です。
私物だか売り物だか分からないものが多数見られます。
このゴチャゴチャした感じがたまらなくいい感じです。
奥に進むとおでんの台とイスがありそこに座っておでんが食べられます。
静岡おでんの特徴としておつゆが真っ黒で、少し引っ張り出さないと何が入っているか分かりません。
昔の駄菓子屋のおでんとも少し違うんですよね。
さらに奥ではおじいちゃんおばあちゃんが集まって酒盛りをしていました。
ほのぼのとした雰囲気です。
壁に木の札がかかっています。
おでんは１本65円と書いてありますが、70円？75円？だったかな。
ラーメン（おでん2本つき） 500円
焼きそば（おでん2本つき？） 500円
コーヒー 200円
など。
他店内で缶ビールも売っていたので購入すれば飲めるのかもしれません。
ラーメンはスーパーで市販されているものを作ってくれます。
そこにメンマ、ゆでたまご、ネギが入ります。
昔ながらの味なのでこしょうがよく合います。
この雰囲気の中で食べるからいいのです。
おでん。
静岡市内でおでんを食べる時はたいていのお店で自分で好きなものをとるスタイルだと思いますが、一応お店の方に聞いた方がいいと思います。
こんにゃく、糸こんにゃく、たまご、フワ、モツ、揚げ物、黒はんぺん、ちくわなどが入っていました。
大根やじゃがいもは入っていたかもしれませんが、確認できませんでした。
からしと青のりや魚粉がミックスされたものをかけていただきます。
ラーメン店だと半熟味玉が多いので、固ゆで玉子は新鮮に感じました。
静岡市内でもこんなお店は少なくなり貴重な存在です。
ラーメンは無化調でなきゃいやだという人や、清潔感のあるところでなきゃいやだという人には向きませんが、昔ながらの雰囲気が好きな人は行ってみてください。
私がいつも思っている雰囲気も味のうちという言葉がぴったり合うお店なのでした。
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