※朝ラーメンの営業時間は7時~10時
JR東海道線静岡駅から徒歩20分、浅間神社の大きな鳥居をくぐり、何回もお邪魔したことがある豚そば一番星前を通り、浅間通りの左側にある老舗中華料理店。
美濃屋の創業は岐阜になります。
そののれん分けで現在の第二美濃屋があります。
創業大正8年(1919年)で百年以上続いていて、現在6代目の店主になるそうです。
静岡で創業百年以上のラーメン店というと、藤枝の朝ラーメンの元祖まるかなそばくらいでしょうか。
掛川のキネマ食堂も創業百年以上ですが、食堂だし。
物凄い歴史があるのです。
昔は静岡市内のあちこちに美濃屋がありましたが、かなり閉店してしまいました。
お店の駐車場はありませんが、近くにコインパーキングがあります。
2階部分は姑娘(クーニャン)ルームとなっていて、看板にはコーヒーやワインが飲めると書いてありました。
でも、宴会場とも書いてあったな。
店内はカウンター席とテーブル席があります。
テーブル席の椅子というかソファーは紫色で初めて見る人はビックリするはず。
なぜ紫にしたのだろう。
理由をご存じの方がいらしたら教えてください。
厨房内にはおじいちゃんとおばあちゃん。
素敵な笑顔で迎えてくれました。
ほとんどラーメンで、キムチラーメンや味噌ラーメン、つけ麺などもあります。
他には餃子やチャーハンもあります。
壁には日替わり定食メニューが貼ってあり、その時は唐揚げ、麻婆飯、天津飯なども出来るようです。
後焼き肉弁当やもつ煮もありました。
焼肉弁当、シュウマイ弁当、チャーハン、餃子などはテイクアウトが出来ます。
私より後に入ってきた常連さんのような方、お店の方に「カレーが食べたい」と言っていました。
そしたらカレーが提供されていたんですよね。
メニューのどこにも書いてなかったのでビックリ。
今度カレー注文してみようかな?
たまに材料さえあればなんでも作るよみたいなお店もありますからね。
トッピングはネギ2種類、メンマ、チャーシューなど。
スープは醤油がきりっとした味わいで、豚骨や鶏ガラなどが使われているようです。
あっさりしていて油も少なく、優しい味わいです。
昔ながらのラーメンといった感じ。
コショウがよく合います。
細ちぢれ麺は弾力があります。
優しいスープによく合います。
チャーシューは柔らかめ。
脂身のところがとろけます。
そしてチャーハン。
焦げ目がついた部分が多く、香ばしさがあります。
べたっとした感じはなくさらっとしています。
紅ショウガが添えられていてたまごやキャベツなどが入っています。
キャベツって珍しいですよね。
しょっぱすぎずシンプルな味付け。
食べ終わったころになったらお茶が提供されました。
私は親の実家がお茶を生産しているので昔からお茶が大好きなんですよね。
これはありがたいサービス。
お茶を飲んでいたら、おばちゃんが「静岡の町中華」という本を持ってきてくれました。
「これ読んで」と言われましたが、これ家にあるんですよね。
「これ持っていて今朝読んでここに来ました」と言ったら大変喜んでいただけたようです。
この本の一番最初に載っているお店が第二美濃屋なんです。
本に載っているのと同じ笑顔のおばちゃんでした。
こちらのお店、本当に癒されます。
静岡を代表する老舗町中華の名店なのでした。
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