ラーメン250円?
耳を疑うような事実でした。
そんな最強コスパのラーメンがノスタルジックな食堂で食べられるのです。
東名沼津インターから車で4分、沼津鉄工団地の近くにある老舗の食堂。
沼津インターから北に向かいラブホテル街を通り過ぎるとお目当ての食堂がひっそりとたたずんでいます。
外観は派手さは全くなく、やぎわ食堂の文字でかろうじて食堂だということが分かります。
のれんがかかっているかは本当に近くまでいかないと分かりません。
到着した時、営業していないと思い帰ろうとしてましたからね。
営業している雰囲気がほとんど感じられないミステリアスな食堂なのです。
創業は平成元年とのことですが、何でしょうかこの昭和感は。
駐車場は道路を挟んで向かい側の砂利の場所に看板が出ていました。
店内に入ると、男性の方が厨房内にいました。
店内は3人掛けのテーブル席が3つと、奥に座敷席がありました。
喫煙可能のようで、灰皿も置いてありました。
幸い私がお邪魔した時は先客が2人いましたがたばこは吸っていませんでした。
床はコンクリートの土間になっていてノスタルジックさを醸し出しています。
水はセルフサービスになっています。
ラーメン 250円
味噌ラーメン 400円
チャーシューメン 400円
タンメン 400円
カレー 350円
カツカレー 500円
餃子(自家製) 250円
カツ丼 400円
など、ありえない値段です。
ラーメンと餃子が同じ値段ということに驚かされます。
他定食などもいろいろあります。
以前食べた焼津の進栄楼でもラーメンとカツ丼のセットが750円でしたから、それより安いです。
しかもそちらはカツ丼は小サイズでした。
ラーメンのトッピングはネギ、のり、チャーシュー、メンマなど。
スープは鶏ガラベースと思われ、甘めで優しい味わい。
コショウがよく合います。
中太ちぢれ麺はツルツルシコシコとした食感。
チャーシューは豚バラ肉で柔らかいもの。
このラーメンが250円で食べられることに感謝です。
カツ丼は肉自体は小さめですが、玉子の火の通り方が絶妙です。
この半熟感がたまらない。
玉子もけっこうな量使っていそうな感じ。
玉ねぎもよく煮込まれていた柔らかいです。
甘めの味付けで食欲をそそられます。
ラーメンにしてもカツ丼にしてもこのお値段で食べられるというのは本当にありがたいこと。
静岡県内のラーメンは二千杯以上食べましたが、静岡県内で一番安いラーメンとカツ丼ではないでしょうか。
貴重な食堂なのです。
長く続いてほしいと思ったのでした。